クマっ娘が異世界無双!? 異色のウェブ小説が人気

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 1月15日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『蜘蛛ですが、なにか?(12)』が獲得した。
 第2位は『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』。第3位は『くまクマ熊ベアー(14)』となった。

 3位の『くまクマ熊ベアー(14)』は投稿サイト「小説家になろう」で人気の異世界転生小説。現実世界ではひきこもりの美少女が、最強装備クマの着ぐるみ姿でゲーム世界を旅する作品だ。コミック化もされており、白黒2匹の召喚クマやクマ型の自宅が登場するなど、ファンシーで可愛い世界観が女性にも人気。電子書籍も含んだシリーズ累計で60万部を突破している。1月7日にTVアニメ化されることも発表された。放送日程は発表されておらず、続報を待ちたい。

1位『蜘蛛ですが、なにか?(12)』馬場翁[著](KADOKAWA)

歴史上最高の死者数と記される「人魔大戦」がついに勃発。両軍が激しくぶつかり合い、しのぎを削るなか、白が投入したクイーンタラテクトによって戦場は大混乱に突き落とされる! 平和のためにいっぱい死んでくれ!(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』宮部みゆき[著](毎日新聞出版)

江戸は神田の袋物屋・三島屋で続く、一風変わった百物語。これまで聞き手を務めてきた三島屋主人・伊兵衛の姪のおちかが、めでたく嫁にいき、次なる聞き手は伊兵衛の次男・富次郎に。気さくで気がよく旨いもの好き、跡取りではないから「小旦那」と自称する富次郎。おちかが聞き手だったころ、ふとした縁の導きがあって三島屋に入り、百物語の守り役となったお勝。富次郎が幼いころから三島屋に奉公してきた古参の女中、おしま。この三人で語り手を迎え、新たな変わり百物語の幕が開く。(毎日新聞出版ウェブサイトより)

3位『くまクマ熊ベアー(14)』くまなの[著](主婦と生活社)

4位『暗約領域 新宿鮫XI』大沢在昌[著](光文社)

5位『medium 霊媒探偵城塚翡翠』相沢沙呼[著](講談社)

6位『大名倒産(上・下)』浅田次郎[著](文藝春秋)

7位『ライオンのおやつ』小川糸[著](ポプラ社)

8位『世界最強の後衛 迷宮国の新人探索者(6)』とーわ[著](KADOKAWA)

9位『悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です!(2)』明。[著](KADOKAWA)

10位『トヨトミの逆襲 小説・巨大自動車企業』梶山三郎[著](小学館)

〈単行本 文芸書ランキング 1月15日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年1月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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