【気になる!】新書 『芸人と影』

レビュー

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芸人と影

『芸人と影』

著者
ビートたけし, 1947-
出版社
小学館
ISBN
9784098253593
価格
880円(税込)

書籍情報:openBD

【気になる!】新書 『芸人と影』

[レビュアー] 産経新聞社

 毀誉褒貶(きよほうへん)激しいが、芸能界を知り尽くし、世の中を見る目と舌鋒の鋭さは、やはり天才たけし。語り下ろしと週刊誌連載の抜粋による本書では「芸人と闇」を中心に一刀両断している。

 昨年、流行語にもなった「闇営業」問題には、〈オイラも山ほどやった…芸人を守れない事務所はおかしい〉としつつ、涙ながらで会見した芸人には〈同情されちゃ商売にならない〉とピシャリ。反社勢力との「一線の引き方」、芸への向き合い方なども説き、取り巻く「テレビの影、ネットの闇」まで。芸人にモラルを求める「世間の過剰反応」への指摘も納得(ビートたけし著、小学館新書・800円+税)。

産経新聞
2020年1月19日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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