著者は的確な経済分析に定評のある経済アナリスト。本書では今後求められる新しい働き方を、現代の企業や国の動向などと併せてわかりやすく示した。
日本では長く一社に勤めることが美徳とされ、キャリアチェンジに否定的な人もいまだに多い。しかし、キャリアチェンジが当たり前になれば新卒時の会社でその後の人生が決まらず、チャンスが何度もめぐってくるということでもある。
将来に漠然とした不安がある人は、まず本書で今後の動向を確認したい。自身のキャリアを見直しながら、必要なスキルアップを考えるのに最適。(中原圭介著、講談社現代新書・860円+税)
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2020年1月26日 掲載
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