【気になる!】文庫 『乳母車/最後の女 石坂洋次郎傑作短編選』 レビュー 産経新聞 [レビュー] (日本の小説・詩集) 『乳母車・最後の女 石坂洋次郎傑作短編選』 著者 石坂 洋次郎 [著]/三浦 雅士 [編集] 出版社 講談社 ジャンル 文学/日本文学、小説・物語 ISBN 9784065186022 発売日 2020/01/12 価格 2,090円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 【気になる!】文庫 『乳母車/最後の女 石坂洋次郎傑作短編選』 [レビュアー] 産経新聞社 戦前、戦後に流行作家として活躍し、約70作が映画化もされた石坂洋次郎。代表作には長編小説『青い山脈』『若い人』などもあるが、編者は「短編小説の妙手でもあった」と評す。 『乳母車』は、父に愛人と子供までいることを知った女子大生の苦悩と愛を描き、編者いわく、「神業というか、とにかく天才的とでもいうほかない展開」で引き込む。意表をつく設定で、まるでおとぎ話のような『最後の女』にも魅了される。本書収録の9編で、奥深い石坂文学の一端が味わえるはずだ。(石坂洋次郎著、三浦雅士編、講談社文芸文庫・1900円+税) 2020年2月16日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 講談社 産経新聞社 三浦雅士 石坂洋次郎 乳母車・最後の女 石坂洋次郎傑作短編選