キングカズが引退するとき 自分の言葉で綴った一冊が話題

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 2月26日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『ケーキの切れない非行少年たち』が獲得した。
 第2位は『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』。第3位は『一切なりゆき 樹木希林のことば』となった。

 4位以下で注目は5位に初登場の『カズのまま死にたい』。キングカズことサッカーの三浦知良選手が35年のプロ生活を支えた思考法や練習を明かした一冊だ。53歳になるキングカズは同書のまえがきで、自分の引退について語っている。カズさんはつい練習をやりすぎてしまうと述べ、横浜FCブラジル人フィジカルコーチから「水をやりすぎた植木は、枯れてしまう」と諌められているという。そこで最近は《もっとやりたくなる自分を、うまくなだめつつ、抑えながらトレーニングするように気を配っているね》とバランスを大切にしていることを明かす。しかしオフになるとすぐにトレーニングがしたくなり、毎年自主トレをしているグアムに早く行って鍛えたいな、とすぐに考えてしまうという。そして自分が現役生活に別れを告げるとしたら、《「もうグアムには行きたくないな」と感じ始めたときなんだろうね》と心情を明かしている。(『カズのまま死にたい』より)

■新書 ノンフィクションランキング

1位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)

児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。(新潮社ウェブサイトより)

2位『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』田坂広志[著](光文社)

「良い運気」を引き寄せるため、心の世界をポジティブな想念で満たそうとしても、我々の心の奥深くには、すでに、多くのネガティブな想念が溢れている。そのため、そのネガティブな想念を消すことなく、ただ、ポジティブな想念を持とうとしても、すでに心の中に存在するネガティブな想念の力が、ポジティブな想念の力を打ち消してしまうのである。 さらに、無理にポジティブな想念を抱こうとすると、我々の心は「双極的な性質」を持っているため、無意識の世界に、逆に、ネガティブな想念が生まれてしまう。そのため、ポジティブ思考は、しばしば逆効果になってしまうのである。(光文社ウェブサイトより)

3位『一切なりゆき 樹木希林のことば』樹木希林[著](文藝春秋)

芝居の達人、人生の達人 今年、惜しくも世を去った名女優が語り尽くした生と死、演技、男と女。それはユーモアと洞察に満ちた樹木流生き方のエッセンスです。(文藝春秋ウェブサイトより)

4位『異端のすすめ 強みを武器にする生き方』橋下徹[著](SBクリエイティブ)

5位『カズのまま死にたい』三浦知良[著](新潮社)

6位『営業はいらない』三戸政和[著](SBクリエイティブ)

7位『夫のトリセツ』黒川伊保子[著](講談社)

8位『空白の日本史』本郷和人[著](扶桑社)

9位『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』大木毅[著](岩波書店)

10位『日本中世への招待』呉座勇一[著](朝日新聞出版)

■新書 ノベルスランキング

1位『鬼滅の刃 片羽の蝶』吾峠呼世晴[原作]矢島綾[著](集英社)

2位『鬼滅の刃 しあわせの花』吾峠呼世晴[原作]矢島綾[著](集英社)

3位『蒼洋の城塞(4)ソロモンの堅陣』横山信義[著](中央公論新社)

4位『西日本鉄道殺人事件』西村京太郎[著](新潮社)

5位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』堀越耕平[原作]誉司アンリ[著](集英社)

6位『魔界都市ブルース 闇鬼刃』菊地秀行[著](祥伝社)

7位『呪術廻戦 逝く夏と還る秋』芥見下々[原作]北國ばらっど[著](集英社)

8位『山本五十六の野望(2)運命のミッドウェイ』原俊雄[著](電波社)

9位『ハイキュー!! ショーセツバン!!(11)』古舘春一[原作]星希代子[小説](集英社)

10位『花嫁は三度ベルを鳴らす』赤川次郎[著](実業之日本社)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 2月26日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年2月29日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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