【気になる!】新書 『カラヴァッジョ《聖マタイの召命》』

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一枚の絵で学ぶ美術史 カラヴァッジョ《聖マタイの召命》

『一枚の絵で学ぶ美術史 カラヴァッジョ《聖マタイの召命》』

著者
宮下 規久朗 [著]
出版社
筑摩書房
ジャンル
芸術・生活/芸術総記
ISBN
9784480683694
発売日
2020/02/05
価格
1,045円(税込)

書籍情報:openBD

【気になる!】新書 『カラヴァッジョ《聖マタイの召命》』

[レビュアー] 産経新聞社

 16世紀後半から17世紀初頭に活躍したバロックを代表する画家、カラヴァッジョ。イタリアでも別格の巨匠で、殺人者で、逃亡生活を送りながら優れた宗教画を描いた。本書は代表作の「聖マタイの召命」を俎上(そじょう)にのせる。描かれた人物の中で誰がマタイなのか、いまだに研究者によって意見が分かれているという。

 30年以上、カラヴァッジョ研究をしてきた著者が、歴史や社会背景を踏まえ、名画を解読する。高校生レベルの読者に作品の魅力を伝えようと、やさしく書かれている。(宮下規久朗著、ちくまプリマー新書・950円+税)

産経新聞
2020年3月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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