【気になる!】新書 『日本人が誤解している東南アジア近現代史』 レビュー 産経新聞 [レビュー] (世界史/中国/韓国・北朝鮮) 『日本人が誤解している東南アジア近現代史』 著者 川島 博之 [著] 出版社 扶桑社 ジャンル 文学/日本文学、評論、随筆、その他 ISBN 9784594084226 発売日 2020/03/03 価格 1,012円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます 【気になる!】新書 『日本人が誤解している東南アジア近現代史』 [レビュアー] 産経新聞社 ベトナムと朝鮮半島。ともに大戦後、東西冷戦で分断国家となった。中国と陸続きで歴史的に濃厚な関わりもあったが「対中国観」はまるで違う。事大主義で中国に従属してきた朝鮮に対し、ベトナムは戦い続け、膝を屈せず、今も「中国人が大嫌い」らしい。 朝鮮は統治した日本とも戦わず、常に強い者に従ってきた生き方は「民族の心根を腐らせてしまう」と著者は見る。とことん戦っていない引け目が、ときにヒステリックに暴発するのだ。知られざる東南アジアの歴史と文化の実相をひもとく一冊。(川島博之著、扶桑社新書・920円+税) 2020年3月22日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 扶桑社 産経新聞社 日本人が誤解している東南アジア近現代史 川島博之