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- FACTFULNESS(ファクトフルネス)
- 価格:1,980円(税込)
4月7日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ビジネス書第1位は『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』が獲得した。
第2位は『人は話し方が9割』。第3位は『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』となった。
2位の『FACTFULNESS』はデータに基に世界を正しく見るための方法を解説した一冊。本書では人間の脳に組み込まれた本能により、人々が事実を正しく受け止めることができないことを例示。そうした本能を抑え、世界を正しく認識することで、心が穏やかになり、物事を前向きに受け止めることが出来るようになると説いている。本書では人間に備わっている10の抑えがたい本能が提示されるが、その一つ「犯人探し本能」に注目しよう。
何か悪いことが起きると単純明快な理由をみつけ誰かを責めたくなる。それが「犯人探し本能」だ。わかりやすい「誰か」を叩くことは簡単だが、その一方で絡み合った複雑な原因から目を背け、責めることに力を注いでしまう恐れがある。本当に世界を良くしたいのならば、問題を引き起こした複雑な要因に目を向け、同じ失敗が起こらないようシステムを見直すべきと著者は訴える。
著者のハンス・ロスリング氏は2017年に亡くなっているが、医師でありスゥエーデンで国境なき医師団を立ち上げた人物。同書には著者が直面してきたエボラ出血熱などの感染症や医療に関するデータや事実が多数示される。そして多くの人が先入観や恐怖によりそれらのデータを正しく受け止めることができなかった事例を紹介する。新型コロナウィルスの蔓延により社会が大きく混乱している現在こそ、著者の教えである事実に基づくものの見方「ファクトフルネス」を誰もが実践すべきときではないだろうか。
1位『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見一郎、古賀史健[著](ダイヤモンド社)
フロイト、ユングと並ぶ心理学三大巨匠の一人、アドラー。日本では無名に近い存在ですが、欧米での人気は抜群で、多くの自己啓発書の源流ともなっています。本書では、アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏がライターの古賀史健氏とタッグを組み、哲学者と青年の対話篇形式で彼の思想を解き明かしていきます。(ダイヤモンド社ウェブサイトより)
2位『人は話し方が9割』永松茂久[著](すばる舎)
「もう会話で悩まない!疲れない!オロオロしない!」――もっと話し方がうまければ、人生うまくいくのに……。「話すこと」にまつわる悩みを挙げるとキリがありません。本書でお伝えするのは、コミュニケーションの基本である会話がうまくいくようになる、ちょっとした、でも多くの人が気づいていないエッセンス。過去に会話で失敗したトラウマもあっさり消え去ってしまうほど、人と話すことがラクになり、人間関係も、人生も、全部がよりよい方向に動き出します!(すばる舎ウェブサイトより)
3位『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド[著](日経BP)
教育、貧困、環境、エネルギー、医療、人口問題などをテーマに、世界の正しい見方をわかりやすく紹介 本書では世界の本当の姿を知るために、教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野を取り上げている。いずれも最新の統計データを紹介しながら、世界の正しい見方を紹介している。これらのテーマは一見、難しくて遠い話に思えるかもしれない。でも、大丈夫。著者のハンス・ロスリング氏の説明は面白くてわかりやすいと評判だ。その証拠に、彼のTEDトークの動画は、累計3500万回も再生されている。また、本書では数式はひとつも出てこない。「GDP」より難しい経済用語は出てこないし、「平均」より難しい統計用語も出てこない。誰にでも、直感的に内容を理解できるように書かれている。 (日経BPウェブサイトより抜粋)
4位『1%の努力』ひろゆき[著](ダイヤモンド社)
5位『話すチカラ』齋藤 孝[著]安住紳一郎[著](ダイヤモンド社)
6位『メモの魔力 The Magic of Memos』前田裕二[著](幻冬舎)
7位『シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』安宅和人[著](ニューズピックス)
8位『漫画 バビロン大富豪の教え』ジョージ・S・クレイソン[原著]坂野旭[漫画]大橋弘祐[企画・脚本](文響社)
9位『心。』稲盛和夫[著](サンマーク出版)
10位『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』ロルフ・ドベリ[著]安原実津[訳](サンマーク出版)
〈単行本 ビジネス書ランキング 4月7日トーハン調べ〉
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