本屋大賞受賞作『流浪の月』ベストセラー1位! 100ページを無料公開中

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 4月14日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『流浪の月』が獲得した。
 第2位は『クスノキの番人』。第3位は『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』となった。

 1位の『流浪の月』は2020年本屋大賞を授賞した作品。誘拐事件の被害者と加害者として見られていた少女と青年。二人にはそれぞれ世間からはわからない内実があった。数年後に再開した二人は恋愛とも違う複雑な関係を築いてゆく。世間の価値観とは相容れない人々を描き、普通とはなにか、常識とはなにかを考えさせられる一冊となっている。

 新型コロナウィルスの影響で例年とは違うかたちでの発表となった本屋大賞だが、『流浪の月』には例年以上に書店員からの熱い支持が寄せられている。また書評家の石井千湖さんは二人の関係について、《ふたりが恋に落ちたとしたら、ありきたりで幼稚な話になっただろう。しかし文と更紗は恋人でも友達でも敵味方でもない。本書は一対一の人間関係に新たな可能性を切り開いているのだ。》と解説し、《断片的な情報をもとに人間をわかりやすい型にはめこむ世間に、更紗が最後通牒をつきつける三〇二ページは、読んでいて霧が晴れるような心地がした。》と評している。
https://www.bookbang.jp/review/article/587302

 現在東京創元社では『流浪の月』の冒頭100ページをウェブ上で公開している。
http://www.webmysteries.jp/archives/20443573.html

1位『流浪の月』凪良ゆう[著](東京創元社)

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。(東京創元社ウェブサイトより)

2位『クスノキの番人』東野圭吾[著](実業之日本社)

その木に祈れば、願いが叶うと言われているクスノキ。その番人を任された青年と、クスノキのもとへ祈念に訪れる人々の織りなす物語。(実業之日本社ウェブサイトより)

3位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ[著](新潮社)

優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜのイカした「元・底辺中学校」だった。ただでさえ思春期ってやつなのに、毎日が事件の連続だ。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり……。何が正しいのか。正しければ何でもいいのか。生きていくうえで本当に大切なことは何か。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。連載中から熱狂的な感想が飛び交った、私的で普遍的な「親子の成長物語」。(新潮社ウェブサイトより)

4位『異世界のんびり農家(7)』内藤騎之介[著](KADOKAWA)

5位『転生したらスライムだった件(16)』伏瀬[著](マイクロマガジン社)

6位『オーバーロード(14) 滅国の魔女』丸山くがね[著](KADOKAWA)

7位『ライオンのおやつ』小川糸[著](ポプラ社)

8位『流人道中記 上』浅田次郎[著](中央公論新社)

9位『むかしむかしあるところに、死体がありました。』青柳碧人[著](双葉社)

10位『流人道中記 下』浅田次郎[著](中央公論新社)

〈単行本 文芸書ランキング 4月14日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年4月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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