【話題の本】『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』

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■事実の力、コロナ禍で再注目

 全世界で200万部のベストセラーの本書。日本では昨年1月の発売からコンスタントに売れていたが、今年3月後半からはさらに売り上げが上向き、発行部数は電子書籍も含め68万部を誇る。

 題名のファクトフルネスは、データや事実に基づき世界を読み解く習慣のこと。日経BPプロモーション戦略部の東城宏実さんは、「著者は感染症や公衆衛生の専門家。新型コロナウイルスの感染拡大で不安な毎日が続く中、データを基に世界を正しく見る習慣を身につけたいと思った人が多かったのでは」と好調の理由を分析する。

 教育、貧困、環境、医療、人口問題などの幅広い分野について、最新の統計データを紹介しながら世界の正しい見方を紹介した本書。著者が「グローバルな危機が目の前にある」とし、もっとも心配するリスクとして挙げた「感染症の世界的流行」が現実となってしまったのは残念だが、東城さんは「本書は、恐れや焦りなどの本能に負けず、ファクト(事実)をもとに正しく世の中を見る方法を著者が命をかけて書いたもの。コロナ危機に直面している今、多くの人に読んでもらいたい」と話している。(ハンス・ロスリング他著 上杉周作、関美和訳/日経BP・1800円+税)

産経新聞
2020年4月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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