2020本屋大賞・翻訳小説部門1位『アーモンド』 韓国初の大ベストセラー

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 4月21日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『流浪の月』が獲得した。
 第2位は『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』。第3位は『クスノキの番人』となった。

 4位以下で注目は10位に初登場の『アーモンド』。2020年本屋大賞翻訳小説部門で1位に輝いた作品。「感情」がわからず周囲から「怪物」と呼ばれ疎外された少年ユンジェが、同じように周囲から浮いた存在の不良少年ゴニと出会い成長してゆく物語。韓国で40万部を売り上げたベストセラー。日本でも韓国のアイドルグループSHINeeのメンバー・テミンのインスタライブに映っていた本として話題になっていた。

 小説家で女優の中江有里さんは同書について《彼の見える世界は「感情」が存在しないため、読みながら不思議な浮遊感を覚える。》と述べながらも、物語がすすむにつれユンジェに感情が芽生え、《やがてユンジェは大切な友・ゴニを救うために動き出す……このあたりでわたし自身、よくわからない感情が込み上げてきて、ページをめくる手が止められなくなった。》と心を動かされたことを告白。《誰もが当たり前に持っていると思われる「感情」が、他者から学び、与えられ、気付かされるものだと教えてくれる物語だ。》と解説している。
https://www.bookbang.jp/review/article/584011

1位『流浪の月』凪良ゆう[著](東京創元社)

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。(東京創元社ウェブサイトより)

2位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ[著](新潮社)

優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜのイカした「元・底辺中学校」だった。ただでさえ思春期ってやつなのに、毎日が事件の連続だ。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり……。何が正しいのか。正しければ何でもいいのか。生きていくうえで本当に大切なことは何か。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子と パンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。連載中から熱狂的な感想が飛び交った、私的で普遍的な「親子の成長物語」。(新潮社ウェブサイトより)

3位『クスノキの番人』東野圭吾[著](実業之日本社)

その木に祈れば、願いが叶うと言われているクスノキ。その番人を任された青年と、クスノキのもとへ祈念に訪れる人々の織りなす物語。(実業之日本社ウェブサイトより)

4位『流人道中記 上』浅田次郎[著](中央公論新社)

5位『流人道中記 下』浅田次郎[著](中央公論新社)

6位『ライオンのおやつ』小川 糸[著](ポプラ社)

7位『転生したらスライムだった件(16)』伏瀬[著](マイクロマガジン社)

8位『オーバーロード(14) 滅国の魔女』丸山くがね[著](KADOKAWA)

9位『気がつけば、終着駅』佐藤愛子[著](中央公論新社)

10位『アーモンド』ソン・ウォンピョン[著](祥伝社)

〈単行本 文芸書ランキング 4月21日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年4月25日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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