村上春樹のお気に入りのTシャツとは？　「ポパイ」連載のエッセイが一冊に

　村上春樹がファッション誌「ポパイ」で連載していたエッセイが『村上T 僕の愛したTシャツたち』として6月4日にマガジンハウスから発売される。

『村上T 僕の愛したTシャツたち』は、ロックTやマラソン完走Tシャツ、ノヴェルティなど、村上春樹の膨大なTシャツコレクションをもとに、Tシャツをめぐる18篇のエピソードと108枚のお気に入りTシャツを掲載した一冊。スペシャルインタビューとして、村上春樹と野村訓市がTシャツにまつわる対話を交わしている。

　村上春樹は、1949年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1979年に『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞しデビュー。1982年に『羊をめぐる冒険』で第4回野間文芸新人賞を、1985年に『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』で第21回谷崎潤一郎賞を受賞する。1987年には「100パーセントの恋愛小説」と銘うった『ノルウェイの森』がベストセラーとなる。主な長編小説に『国境の南、太陽の西』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『アフターダーク』『1Q84』などがある。そのほか『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』などの短編小説集、エッセイ集、紀行文、翻訳書など著書多数。海外での文学賞受賞も多く、2006年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、2009年エルサレム賞、2011年カタルーニャ国際賞、2016年アンデルセン文学賞を受賞。