リクエスト・アンソロジー、3rdシーズン、始まります! 『朝倉かすみリクエスト! スカートのアンソロジー』『真藤順丈リクエスト! 絶滅のアンソロジー』

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「リクエスト・アンソロジー」は、編者がお題を選んで、そのお題の作品を、読みたいと思う作家に「お願い」して書いてもらうというコンセプトの、下から目線のアンソロジーです。

 二〇一二年に第一弾として『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』『近藤史恵リクエスト! ペットのアンソロジー』『坂木司リクエスト! 和菓子のアンソロジー』の三つを本誌で連載しました。編者を含めて十人の作家が一編ずつ、様々なかたちでお題を使った短編を寄稿、バラエティに富んだプロジェクトとして、単行本も話題になりました。

 二〇一八年には第二弾、『宮内悠介リクエスト! 博奕のアンソロジー』『森見登美彦リクエスト! 美女と竹林のアンソロジー』を連載。トリッキーなお題と、豪華すぎるラインナップ、意外な作品の寄稿で、毎号驚きの連続でした。宮内さんと森見さんの刊行記念対談では、「お題はこれでよかったのか?」の反省会が始まるという、最後まで楽しい話題に事欠かない企画となりました。

 約一年半の時を空けて、今月号より、第三弾が始まります。編者は、朝倉かすみさんと真藤順丈さん。お題はそれぞれ、「スカート」と「絶滅」。読書家として知られ、ジャンルや時代にとらわれず、多くの本を手にしてきた二人が、今回「お願い」した作家は、誰なんでしょう……? ラインナップは決まっていますが、まだ内緒。想像を軽く超える、幅広い作家の寄稿が決まっておりまして、意外で素敵な作品が、続々集まってきそうです。ご期待ください。

 この企画は、編者が連載の一作目を飾るのが恒例です。朝倉さんと真藤さんがどのような作品を書き上げたのか、みなさん注目です!

光文社 小説宝石
2020年6月号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

光文社

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