マンガ大賞2020が発表 大賞は山口つばささんの『ブルーピリオド』

文学賞・賞

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 マンガ大賞2020が16日に発表され、大賞に山口つばささんの『ブルーピリオド』(講談社)が選ばれた。

『ブルーピリオド』は、成績優秀で学校生活も充実しているが、どこか空虚な焦燥感を感じていた矢口八虎が、ある日、一枚の絵に心奪われ、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく物語。

 著者の山口さんは、東京藝術大学出身の漫画家。新海誠の『彼女と彼女の猫』のコミカライズを担当しデビュー。『ブルーピリオド』の中に出てくるシーンは、自身の体験が元になっているという。

 マンガ大賞は、マンガ大賞実行委員会によって主催される漫画賞。前年の1月1日から12月31日までに発売された単行本のうち、最大巻数が8巻までのマンガ作品(過去にマンガ大賞を受賞した作品は除く)から、投票数の多い作品を大賞とする。

 2位以下は次の通り。

2位 『SPY×FAMILY』遠藤達哉[著]集英社
3位 『スキップとローファー』高松美咲[著]講談社
4位 『波よ聞いてくれ』沙村広明[著]講談社
5位 『水は海に向かって流れる』田島列島[著]講談社
6位 『ミステリと言う勿れ』田村由美[著]小学館
7位 『夢中さ、きみに』和山やま[著]KADOKAWA
8位 『チェンソーマン』藤本タツキ[著]集英社
9位 『まくむすび』保谷伸[著]集英社
10位 『違国日記』ヤマシタトモコ[著]祥伝社
11位 『僕の心のヤバイやつ』桜井のりお[著]秋田書店
12位 『あした死ぬには、』雁須磨子[著]太田出版

Book Bang編集部
2020年3月17日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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