百田尚樹 最新著作で“地上最強の男たち”の栄光と悲哀を描く ボクシングヘビー級チャンピオン列伝

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 6月30日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『女帝 小池百合子』が獲得した。
 第2位は『死という最後の未来』。第3位は『「育ちがいい人」だけが知っていること』となった。

 4位以下で注目は9位に初登場の『地上最強の男 世界ヘビー級チャンピオン列伝』。作家の百田尚樹さんがボクシング黎明期からモハメド・アリに至るまで、26人のヘビー級ボクサーたちについて描いたノンフィクション作品。百田さんは自身もボクシング経験者であり、高校ボクシング部を舞台とした青春小説『ボックス!』(講談社)やファイティング原田の評伝『リング』(PHP研究所)等で、ボクサーを取り巻く熱い人間模様を描いてきた。今作はヘビー級王者たちの強さとカリスマ性に迫り、彼らが世界に及ぼした影響や、悲哀に満ちた転落までをも描いた感動巨編となっている。巻末には『リング誌』に掲載されたオールタイム・ヘビー級ランキングも掲載されており、そちらも興味深い。

1位『女帝 小池百合子』石井妙子[著](文藝春秋)

コロナに脅かされる首都・東京の命運を担う政治家・小池百合子。女性初の都知事であり、次の総理候補との呼び声も高い。 しかし、われわれは、彼女のことをどれだけ知っているのだろうか。 「芦屋令嬢」育ち、謎多きカイロ時代、キャスターから政治の道へーー 常に「風」を巻き起こしながら、権力の頂点を目指す彼女。今まで明かされることのなかったその数奇な半生を、三年半の歳月を費やした綿密な取材のもと描き切る。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『死という最後の未来』石原慎太郎、曽野綾子[著](幻冬舎)

キリストの信仰を生きる曽野綾子。法華経を哲学とする石原慎太郎。 対極の死生観をもつふたりが「老い」や「死」について赤裸々に語る。 死に向き合うことで見える、人が生きる意味とは。(幻冬舎ウェブサイトより)

3位『「育ちがいい人」だけが知っていること』諏内えみ[著](ダイヤモンド社)

婚活成功者続出!難関幼稚園、名門小学校合格率95%!「にじみでる育ちのよさ」と本物の品が身につくと話題のマナー講師が教える、話し方、食べ方、ふるまい、お付き合いの心得。 「育ちのいい人」にとっては当たり前なのに、多くの人が知らないマナー以前の常識250。真似すすだけで、今からでも育ちはよくなる!(ダイヤモンド社ウェブサイトより)

4位『私は私のままで生きることにした』キム・スヒョン[著]吉川南[訳](ワニブックス)

5位『親中派の嘘』櫻井よしこ[著](産経新聞出版)

6位『人は、なぜ 他人を許せないのか?』中野信子[著](アスコム)

7位『稲荷神社のキツネさん』東村アキコ[作画]町田真知子[原作](光文社)

8位『裸一貫! つづ井さん(2)』つづ井[著](文藝春秋)

9位『地上最強の男 世界ヘビー級チャンピオン列伝』百田尚樹[著](新潮社)

10位『目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画』クライブ・ハミルトン[著]山岡鉄秀[監訳]奥山真司[訳](飛鳥新社)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 6月30日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年7月4日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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