田中裕子と蒼井優が二人一役 映画版が今秋公開予定「おらおらでひとりいぐも」文庫版で登場

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映画「おらおらでひとりいぐも」公式サイトより

 7月7日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文庫第1位は『ホワイトラビット』が獲得した。
 第2位は『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』。第3位は『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編(2)』となった。

 4位以下で注目は7位に初登場の『おらおらでひとりいぐも』。第158回芥川賞を受賞した若竹千佐子さんのデビュー作。主人公は夫に先立たれた74歳の桃子。桃子は自分の内なる声と東北弁で対話しながら孤独や自由を満喫する。同作は2020年秋に実写映画版の公開が予定されている。現在の桃子を演じるのは田中裕子さん。若い頃の桃子を蒼井優さんが演じる。他に東出昌大さん、濱田岳さんらの出演も決まっている。監督・脚本は沖田修一さん。

1位『ホワイトラビット』伊坂幸太郎[著](新潮社)

兎田孝則は焦っていた。新妻が誘拐され、今にも殺されそうで、だから銃を持った。母子は怯えていた。眼前に銃を突き付けられ、自由を奪われ、さらに家族には秘密があった。連鎖は止まらない。ある男は夜空のオリオン座の神秘を語り、警察は特殊部隊SITを突入させる。軽やかに、鮮やかに。「白兎事件」は加速する。誰も知らない結末に向けて。驚きとスリルに満ちた、伊坂マジックの最先端!(新潮社ウェブサイトより)

2位『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』宮部みゆき[著](KADOKAWA)

三島屋の主人伊兵衛は、傷ついた姪の心を癒やすため、語り捨ての変わり百物語を始めた。悲しみを乗り越えたおちかが迎える新たな語り手は、なじみの貸本屋「瓢箪古堂」の若旦那勘一。彼が語ったのは、読む者の寿命を教える不思議な冊子と、それに翻弄された浪人の物語だった。勘一の話を引き金に、おちかは自身の運命を変える重大な決断を下すが……。怖いけれども癖になる。三島屋シリーズ第五弾にして、第一期の完結編!(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編(2)』衣笠彰梧[著]トモセシュンサク[イラスト](KADOKAWA)

「オレはおまえが退学になることは絶対に許さない」 新1年生の仕掛けを回避した綾小路。だが「取れるはずのない満点を綾小路が取った。俺は……手品を見てるみたいだ」数学試験の満点獲得が波紋を広げる。そんな中、試験の結果を受け堀北鈴音が生徒会入りを要望する。来るもの拒まずの南雲はそれを受け入れるものの色々な思惑が絡むようで……。 軽井沢との仲が少しずつ深まるなど、状況が変化を迎える中、全学年で競いあう無人島サバイバル試験の夏休み開催が発表された。戦いはグループ戦で上位3グループに莫大な報酬が与えられる一方、下位グループは退学ペナルティを受ける。前哨戦として上陸前にグループ作りが許可された結果、全クラスを巻き込んだ人材獲得合戦が始まる!(KADOKAWAウェブサイトより)

4位『大河の一滴』五木寛之[著](幻冬舎)

5位『青くて痛くて脆い』住野よる[著](KADOKAWA)

6位『ケーキ王子の名推理(スペシャリテ)(5)』七月隆文[著](新潮社)

7位『おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子[著](河出書房新社)

8位『鹿の王 水底の橋』上橋菜穂子[著](KADOKAWA)

9位『ゴーストハント(1)旧校舎怪談』小野不由美[著](KADOKAWA)

10位『素敵な日本人』東野圭吾[著](光文社)

〈文庫ランキング 7月7日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年7月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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