綾瀬はるかが演じた「万能鑑定士Q」シリーズ 完全新作が4年ぶりに刊行!

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 7月14日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文庫第1位は『鼠異聞(上)新・酔いどれ小籐次(17)』が獲得した。
 第2位は『鼠異聞(下)新・酔いどれ小籐次(18)』。第3位は『ホワイトラビット』となった。

 4位以下で注目は7位に初登場の『万能鑑定士Qの事件簿(0)』。驚異的記憶力と観察眼を持つ万能鑑定士Qが活躍する松岡圭祐さんの人気シリーズ最新作。同シリーズはコミック版や実写映画版も公開され大きな話題となった。映画版で鑑定士Qを演じたのは女優の綾瀬はるかさん。2016年に出版された『万能鑑定士Qの最終巻』(講談社)で一旦は完結となったが、今作は4年ぶりの完全新作。同シリーズはそのときどきの話題の美術品や事件を取り込んだ作風で有名だが、今作には覆面アーティスト・バンクシーの作品が登場する。シリーズ10周年を記念し、松岡さんの別シリーズ「グアムの探偵」とのコラボも含まれた、ファンにはたまらない新作となっている。

1位『鼠異聞(上)新・酔いどれ小籐次(17)』佐伯泰英[著](文藝春秋)
2位『鼠異聞(下)新・酔いどれ小籐次(18)』佐伯泰英[著](文藝春秋)

近頃の江戸では、何者かか貧しい長屋に金を配る「小銭なげこみ事件」が頻発していた。そんな折、小籐次に名刀を預けにきた謎の青年の正体はいったい?(文藝春秋ウェブサイトより抜粋)

3位『ホワイトラビット』伊坂幸太郎[著](新潮社)

兎田孝則は焦っていた。新妻が誘拐され、今にも殺されそうで、だから銃を持った。母子は怯えていた。眼前に銃を突き付けられ、自由を奪われ、さらに家族には秘密があった。連鎖は止まらない。ある男は夜空のオリオン座の神秘を語り、警察は特殊部隊SITを突入させる。軽やかに、鮮やかに。「白兎事件」は加速する。誰も知らない結末に向けて。驚きとスリルに満ちた、伊坂マジックの最先端!(新潮社ウェブサイトより)

4位『ビブリア古書堂の事件手帖(2)扉子と空白の時』三上延[著](KADOKAWA)

5位『総力 聡四郎巡検譚(6)』上田秀人[著](光文社)

6位『拵屋銀次郎半畳記 汝 想いて斬(1)』門田泰明[著](徳間書店)

7位『万能鑑定士Qの事件簿(0)』松岡圭祐[著](KADOKAWA)

8位『大河の一滴』五木寛之[著](幻冬舎)

9位『ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議』櫛木理宇[著]ヤマウチシズ[イラスト](KADOKAWA)

10位『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』宮部みゆき[著](KADOKAWA)

〈文庫ランキング 7月14日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年7月25日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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