「アオアシ」作者 J1再開に「『自分がやるべき』と思ったことをやってきた結果」と称賛

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 8月4日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、コミックス第1位は『アオアシ(21)』が獲得した。
 第2位は『メイドインアビス(9)』。第3位は『鬼滅の刃(21)』となった。

 今週1位の『アオアシ(21)』はJリーグユースを扱ったサッカー漫画。今年1月に第65回小学館漫画賞の一般向け部門を受賞している。作者の小林有吾さんは個人ブログでタイトルを「アオアシ」としたことについて、青春のイメージのアオ、サッカー日本代表のアオ、足を使うサッカーなのでアシ、未熟な葦(考える葦)からアシと、複数の意味を込めてつけたことを、編集者とのやりとりを交えながら明かしている。

 7月に公開された記事では、新型コロナウィルスの影響で自身の漫画制作にも影響が出たことを述べながら、漫画は絶対に必要なものではないが、《こういう大変な状況のときに落ち込んでいる人が、スピリッツ開いて当たり前にアオアシが載ってて読んで、「ああもうちょっと頑張ってみようか」と思ってくれるなら》と連載に込めた思いを語った。また最後の夏を奪われた学生たちや7月4日から再開されたJ1への思いを綴り、《大変なさなか、本当に色んな人が「自分がやるべきと」思ったことをやって結集してきた結果だと、その積み重ねだと思います。そう、自分がやるべきだと思ったことをやるしかない》と大変な状況のなかで頑張る人々にエールを送っている。

1位『アオアシ(21)』小林有吾[著](小学館)

挫折を超えていけ。新生エスペリオン始動! 引き分けで終わったプレミアリーグ・船橋学院戦。 エース・トリポネの超高校級フィジカルに恐怖を覚えたアシトはレッドカード退場となり、また、この試合で引退を表明していた平を出場させるというチームの目標は叶わなかった――― 各々に衝撃を与えた一戦から2か月。 阿久津が主将となり新体制となったエスペリオンは、カップ戦でもプレミアリーグでも勝ち進んでいた。 しかしアシトはベンチにも入れない日々を送っていて!? さらに一見順調に見えるチームだが、予想外の事態が起こって!?(小学館ウェブサイトより)

2位『メイドインアビス(9)』つくしあきひと[著](竹書房)

イルミューイの変わり果てた姿という、忌むべき過去をもった成れ果て村。囚われのナナチを救うべく、レグはファプタとともに村に戻る――。 だが、村人に対する復讐心に燃える、ファプタのとった行動は…!? 大人気ファンタジー、待望の第9巻!!(竹書房ウェブサイトより)

3位『鬼滅の刃(21)』吾峠呼世晴[著](集英社)

上弦の壱との激闘、ついに決着の刻!! 死力を尽くした戦いの末に、辛くも勝利した鬼殺隊だが、その代償はあまりにも大きかった…。さらに無限城の奥底で、鬼の始祖・鬼舞辻無惨が動き出す…! その時、炭治郎は――!?(集英社ウェブサイトより)

4位『Bite Maker 王様のΩ(5)』杉山美和子[著](小学館)

5位『鬼滅の刃(21)シールセット付き特装版』吾峠呼世晴[著](集英社)

6位『鬼滅の刃(8)』吾峠呼世晴[著](集英社)

7位『鬼滅の刃(19)』吾峠呼世晴[著](集英社)

8位『鬼滅の刃(18)』吾峠呼世晴[著](集英社)

9位『鬼滅の刃(10)』吾峠呼世晴[著](集英社)

10位『鬼滅の刃(12)』吾峠呼世晴[著](集英社)

〈コミックスランキング 8月4日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年8月9日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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