三浦春馬が残したかった「日本」 遺作の売上の一部はラオスの小児病院へ

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 8月12日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『少年と犬』が獲得した。
 第2位は『一人称単数』。第3位は『日本製』となった。

 3位の『日本製』は7月に亡くなった三浦春馬さんの雑誌連載をまとめた一冊。三浦さんが4年間をかけ日本全国の文化、歴史、産業を取材。未来に残したい日本の紹介とともに三浦さんの思いが詰まった一冊となっている。発行元のワニブックスは品薄になっていた同書を重版し、売上の一部を三浦さんが取り組んでいたチャリティーイベントを通じ、ラオスの小児病院に寄付すると発表した。また同書に112ページの写真集を合わせた特装版『日本製+Documentary PHOTO BOOK 2019-2020』の重版も発表している。

1位『少年と犬』馳星周[著](文藝春秋)

傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった――。 2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、犯罪まがいの仕事をしていた。ある日和正は、コンビニで、ガリガリに痩せた野良犬を拾う。多聞という名らしいその犬は賢く、和正はすぐに魅了された。その直後、和正はさらにギャラのいい窃盗団の運転手役の仕事を依頼され、金のために引き受けることに。そして多聞を同行させると仕事はうまくいき、多聞は和正の「守り神」になった。だが、多聞はいつもなぜか南の方角に顔を向けていた。多聞は何を求め、どこに行こうとしているのか…… 犬を愛するすべての人に捧げる感涙作!(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『一人称単数』村上春樹[著](文藝春秋)

6年ぶりに放たれる、8作からなる短篇小説集 「一人称単数」とは世界のひとかけらを切り取る「単眼」のことだ。しかしその切り口が増えていけばいくほど、「単眼」はきりなく絡み合った「複眼」となる。そしてそこでは、私はもう私でなくなり、僕はもう僕でなくなっていく。そして、そう、あなたはもうあなたでなくなっていく。そこで何が起こり、何が起こらなかったのか? 「一人称単数」の世界にようこそ。(文藝春秋ウェブサイトより)

3位『日本製』三浦春馬[著](ワニブックス)

―日本全国47都道府県を訪れたことはありますか?―  月刊誌『プラスアクト』の人気連載として、まだまだ知らないことだらけの<日本>を三浦春馬とともに見つめてきた『日本製』が、新たに撮り下ろしとロングインタビューも加え、408ページにも及ぶ超大作として堂々完成。 書籍化にあたり三浦自ら日々を振り返り書き添えた直筆コメントや、この本を持って全国を巡りたくなるような構成は必見。 約4年間の「日本製」旅における三浦春馬の成長も垣間見られるアルバムのような1冊としても楽しめる。 ずっとそばに置いておきたい永久保存版!(ワニブックスウェブサイトより)

4位『異世界のんびり農家(8)』内藤騎之介[著]やすも[イラスト](KADOKAWA)

5位『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。(10)』夕蜜柑[著]狐印[イラスト](KADOKAWA)

6位『四畳半タイムマシンブルース』森見登美彦[著]上田誠[原案](KADOKAWA)

7位『欲が出ました』ヨシタケシンスケ[著](新潮社)

8位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ[著](新潮社)

9位『気がつけば、終着駅』佐藤愛子[著](中央公論新社)

10位『破局』遠野遥[著](河出書房新社)

〈文芸書ランキング 2月21日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年8月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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