[半沢直樹]ドラマ後半を原作で先取り! 文庫ベストセラーに登場 公式ブックも人気

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 8月18日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文庫第1位は『残照の剣 風の市兵衛(2)』が獲得した。
 第2位は『棲月 隠蔽捜査(7)』。第3位は『京都寺町三条のホームズ(15)劇中劇の悲劇』となった。

 4位以下で注目は7位にランクインした『半沢直樹(4)銀翼のイカロス』。TBS系列で放送中の大人気テレビドラマ「半沢直樹」の原作だ。経営破綻寸前の大手航空会社の再建を任された主人公・半沢が国家権力と戦う。7月からはじまった新シリーズの後半部分にあたる。

 8月11日には『日曜劇場「半沢直樹」公式ブック』(講談社)も発売された。こちらは主演の堺雅人さんや上戸彩さん、香川照之さん、片岡愛之助さん、今田美桜さんらのインタビューに加え、人物相関図や原作者・池井戸潤さんのインタビュー、金融・証券業界の基礎知識など多彩な内容となっており、こちらも18日に発表されたトーハンベストセラーランキング、エンターテイメント部門で2位に輝いている。

1位『残照の剣 風の市兵衛(2)』辻堂魁[著](祥伝社)

二十五年前の闇から浮かび出た市兵衛をつけ狙う殺生方の正体とは!国替えを巡る圧政下で、家臣としての義を貫く父娘を護れ!《宰領屋》矢藤太の許に大店両替商《近江屋》から、唐木市兵衛を名指しで口入の周旋依頼があった。蟄居閉門中の武州川越藩士に手紙を届けてほしいという。二人は川越藩主に国替えの噂があり、資金調達のため圧政下にあると知る。異論を唱えた藩士も改易は必定、その時は江戸に迎えたいというのだ。市兵衛は矢藤太と共に赴くが、到着するや胡乱な輩に囲まれて…。(祥伝社ウェブサイトより)

2位『棲月 隠蔽捜査(7)』今野敏[著](新潮社)

鉄道のシステムがダウン。都市銀行も同様の状況に陥る。社会インフラを揺るがす事態に事件の影を感じた竜崎は、独断で署員を動かした。続いて、非行少年の暴行殺害事件が発生する。二件の解決のために指揮を執る中、同期の伊丹刑事部長から自身の異動の噂があると聞いた彼の心は揺れ動く。見え隠れする謎めいた“敵”。組織内部の軋轢。警視庁第二方面大森署署長、竜崎伸也、最後の事件。(新潮社ウェブサイトより)

3位『京都寺町三条のホームズ(15)劇中劇の悲劇』望月麻衣[著](双葉社)

ニューヨークから戻ってきた清貴と葵。再び、『蔵』での日常に戻った二人の前に、以前、吉田山荘で事件を殺人未遂を事件を解決した相笠くりすが現れる。くりすは、清貴をモデルにした『華麗なる一族の悲劇』という小説を読んでほしいと持ってきた。昭和初期が舞台のその物語の意外な結末とは…。大人気シリーズ、15弾!(双葉社ウェブサイトより)

4位『ホワイトラビット』伊坂幸太郎[著](新潮社)

5位『ビブリア古書堂の事件手帖(2)扉子と空白の時』三上延[著](KADOKAWA)

6位『アンマーとぼくら』有川ひろ[著](講談社)

7位『半沢直樹(4)銀翼のイカロス』池井戸潤[著](講談社)

8位『勘定侍 柳生真剣勝負(2)始動』上田秀人[著](小学館)

9位『暗殺 鬼役(30)』坂岡真[著](光文社)

10位『青くて痛くて脆い』住野よる[著](KADOKAWA)

〈文庫ランキング 8月18日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年8月22日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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