日本でコロナによる死者が少ないのは「『同調圧力』が世界でも突出して高い国」だから? [新書ベストセラー]

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 8月25日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『還暦からの底力 歴史・人・旅に学ぶ生き方』が獲得した。
 第2位は『ケーキの切れない非行少年たち』。第3位は『コロナ後の世界』となった。

 4位以下で注目は5位に初登場の『同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか』。劇作家の鴻上尚史さんと法学者で世間学の研究者・佐藤直樹さんが新型コロナウイルスがあぶり出した日本社会の「闇」に迫った対談。鴻上さんは同書の前書きで、麻生太郎財務大臣が日本のコロナによる死者の少なさを問われたときの返答「おたくとは、うちの国とは、国民の民度のレベルが違うんだ」という言葉を取り上げ、麻生大臣の言う「民度」とは「同調圧力」のことだと喝破。「日本は『同調圧力』が世界で突出して高い国」と述べ、コロナで噴出した「自粛警察」も同調圧力が強大化した結果だという。二人は対話により、多数派や主流派の「空気」に従えという、世間に広がった重苦しい圧力から開放されるためのヒントを探っている。

1位『還暦からの底力 歴史・人・旅に学ぶ生き方』出口治明[著](講談社)

「還暦からの」と銘打ってますが、還暦未満のあなたにもきっと役立つ。人生100年時代をパワフルに行動するための出口流初の人生指南!! 人生の楽しみは喜怒哀楽で決まります! こんな時代だからこそ、元気にいきましょう! 本書には出口さんのように元気に生きるヒントが満載です。(講談社ウェブサイトより)

2位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)

児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。(新潮社ウェブサイトより)

3位『コロナ後の世界』ジャレド・ダイアモンド、ポール・クルーグマン、リンダ・グラットン 他[著](文藝春秋)

新型コロナウイルスが国境を越えて感染を拡大させる中、現代最高峰の知性6人に緊急インタビューを行い、世界と日本の行く末について問うた。 このパンデミックは人類の歴史にどんな影響を及ぼすのか? これから我々はどんな未来に立ち向かうのか? 世界史的・文明論的な観点から、冷静かつ大胆に2020年代を予測する。(文藝春秋ウェブサイトより)

4位『なんのために学ぶのか』池上 彰[著](SBクリエイティブ)

5位『同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか』鴻上尚史[著]佐藤直樹[著](講談社)

6位『関西人はなぜ阪急を別格だと思うのか』伊原薫[著](交通新聞社)

7位『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』庭田杏珠[著]渡邉英徳[著](光文社)

8位『空気を読む脳』中野信子[著](講談社)

9位『知らないと恥をかく世界の大問題(11)グローバリズムのその先』池上彰[著](KADOKAWA)

10位『全体主義の克服』マルクス・ガブリエル[著]中島隆博[著](集英社)

〈新書ランキング 8月25日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年8月29日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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