【気になる!】新書『渋沢栄一と勝海舟』

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渋沢栄一と勝海舟 幕末・明治がわかる!慶喜をめぐる二人の暗

『渋沢栄一と勝海舟 幕末・明治がわかる!慶喜をめぐる二人の暗』

著者
安藤優一郎 [著]
出版社
朝日新聞出版
ジャンル
歴史・地理/日本歴史
ISBN
9784022950840
発売日
2020/08/11
価格
891円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

【気になる!】新書『渋沢栄一と勝海舟』

[レビュアー] 産経新聞社

 明治、大正の大実業家、渋沢栄一は、幕末に徳川慶喜の家臣として仕え、その後、「朝敵」とされた慶喜を「明治維新の最大の功労者」と主張、復権を願い、物心両面で支援し続けた。

 一方、江戸無血開城の立役者、勝海舟は20歳近く年下の栄一を「小僧扱い」し、慶喜に対しては監視役として反省と自重生活を求め続けるなど、約30年間、栄一の前に立ちはだかった。

 慶喜をめぐる栄一と海舟の知られざる関係を軸に、幕末、明治の歴史の裏側に光をあてる。栄一の慶喜に対する忠誠ぶり、海舟への思い、維新の英傑たちとの関係なども興味深い。(安藤優一郎著、朝日新書・810円+税)

産経新聞
2020年9月20日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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