【話題の本】『地球の歩き方 東京 2021~22』

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 ■初の国内版、想定外の売れ行き

 海外旅行で、このガイドブックにお世話になった人も多いだろう。本書は創刊から41年で初の国内版だ。別冊を含め500ページ超え。シリーズで1、2を争う分厚さだという。

 街ごとの特色や、江戸の薫りが残る老舗から、この数年の新名所までを取り上げ、「おすすめの東京みやげ10選」など実用的な特集が並ぶ。飲食店、宿泊費の相場や電車乗車時のマナーなど基本的な情報が逆に新鮮。外国人が作った日本のガイドブックを読んでいるようで楽しい。

 昨年、シリーズ40周年の節目を迎えたのがきっかけ。主な取材は昨年中に終えていたが、刊行はコロナ禍で3カ月遅れの9月に。その直後から話題を集め、早くも増刷が決定。制作を担当した斉藤麻理さんは「海外版と同様、(巻末の)『旅の準備と技術』など懇切丁寧に説明する『歩き方』らしさを前面に押し出した一冊。編集部としても想定外の売れ行きです」と語る。

 切り子細工や風鈴作りなど多彩な職人体験ができ、カツカレーなど東京発祥グルメは盛りだくさん。文豪の作品やアニメゆかりの「聖地」も多い。首都圏出身者・在住者も気付いていない東京の魅力を改めて示してくれる。(「地球の歩き方」編集室編著/ダイヤモンド・ビッグ社・1836円+税)

 本間英士

産経新聞
2020年10月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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