凪良ゆう 最新刊がベストセラー スピンオフ短編付きの初回分は売り切れ間近

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 10月20日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『半沢直樹 アルルカンと道化師』が獲得した。

 第2位は『少年と犬』。第3位は『転生したらスライムだった件(17)』となった。

 4位以下で注目は5位にランクインした『滅びの前のシャングリラ』。『流浪の月』(東京創元社)で2020年本屋大賞を受賞した凪良ゆうさんの最新作。一ヶ月後に小惑星が衝突し地球が滅亡する世界で、「人生をうまくいきられなかった」4人の登場人物の交錯と顛末を描く。初回配本分にはスピンオフ短編を収録した小冊子が付属する。初回分の市中在庫は少なくなっているようなので、手に入れたい方はお早めに。発行元の中央公論新社のウェブサイト、婦人公論.jpには作品の冒頭が掲載されている。
https://fujinkoron.jp/articles/-/2508

1位『半沢直樹 アルルカンと道化師』池井戸潤[著](講談社)

東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹のもとにとある案件が持ち込まれる。大手IT企業ジャッカルが、業績低迷中の美術系出版社・仙波工藝社を買収したいというのだ。大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗する半沢だったが、やがて背後にひそむ秘密の存在に気づく。有名な絵に隠された「謎」を解いたとき、半沢がたどりついた驚愕の真実とは――。(講談社ウェブサイトより)

2位『少年と犬』馳星周[著](文藝春秋)

傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった――。 2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、犯罪まがいの仕事をしていた。ある日和正は、コンビニで、ガリガリに痩せた野良犬を拾う。多聞という名らしいその犬は賢く、和正はすぐに魅了された。その直後、和正はさらにギャラのいい窃盗団の運転手役の仕事を依頼され、金のために引き受けることに。そして多聞を同行させると仕事はうまくいき、多聞は和正の「守り神」になった。だが、多聞はいつもなぜか南の方角に顔を向けていた。多聞は何を求め、どこに行こうとしているのか…… 犬を愛するすべての人に捧げる感涙作!(文藝春秋ウェブサイトより)

3位『転生したらスライムだった件(17)』伏瀬[著]みっつばー[イラスト](マイクロマガジン社)

本編では見られないあのキャラたちの活躍が詰まった『転スラ』初の短編集! 魔国連邦の幹部では珍しくも人間であるミョルマイルが西方諸国で暗躍する ――『ミョルマイルの野望』 愛する人の残滓を求め世界を旅するヴェルグリンドが関わった、とある国の物語 ――『遠い記憶』 帝国再建に向けて動き出すカリギュリオは、己の過去とも向き合い始める ――『激動の日々』 魔王ギィ・クリムゾンのメイドにして原初の青レイン。そんな彼女も周りが異常ならボヤキたくもなるよね ――『青い悪魔のひとり言』 他、特別収録の1本を加えた『転スラ』本編とは違った視点で描かれる珠玉のSS集! (マイクロマガジン社ウェブサイトより)

4位『気がつけば、終着駅』佐藤愛子[著](中央公論新社)

5位『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう[著](中央公論新社)

6位『転生して田舎でスローライフをおくりたい 海辺の領土で夏休み』錬金王[著]阿倍野ちゃこ[イラスト](宝島社)

7位『あの夏が飽和する。』カンザキイオリ[著](河出書房新社)

8位『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ[著]斎藤真理子[訳](筑摩書房)

9位『この気持ちもいつか忘れる CD付・先行限定版』住野よる[著](新潮社)

10位『鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ(3)』たままる[著]キンタ[イラスト](KADOKAWA)

〈文芸書ランキング 10月20日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年10月24日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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