『ひきこもりグルメ紀行』
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【気になる!】文庫 『ひきこもりグルメ紀行』
[レビュアー] 産経新聞社
30代、出不精の漫画家、コラムニストの著者が家から一歩も出ず、〈「おとりよせ」で労せず各地の名産を食ってやろう〉とウェブマガジンで連載したコラムの文庫化。
登場するのは著者が一番美味(うま)いという「博多通りもん」(福岡)や、「赤福」(三重)、「萩の月」(宮城)などの銘菓に、「明石焼き」(兵庫)、「盛岡冷麺」(岩手)、「いちご煮」(青森)など約50品。それらご当地グルメのうんちく、食レポを抱腹絶倒の文章で展開する。
著者も記すように、「おとりよせ」は、コロナ禍の「新しいライフスタイル」にも生かせそうだ。(カレー沢薫著、ちくま文庫・780円+税)