のん「私も仲間に入れてほしいなあ」 可愛いあやかしが活躍する時代ファンタジー「しゃばけ」にメッセージ

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 12月15日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文庫第1位は『ソードアート・オンライン(25) ユナイタル・リングIV』が獲得した。
 第2位は『青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢を見ない』。第3位は『JR上野駅公園口』となった。

 4位以下で注目は6位にランクインした『むすびつき』。畠中恵さんによる時代ファンタジーシリーズ「しゃばけ」の第17弾。今作は「輪廻転生」をめぐる全5話が収録されている。2017年9月に公演されたミュージカル「『しゃばけ』弐 ~空のビードロ・畳紙~」で主役を務めた俳優の平野良さんは同作の書評で様々な人の人生を演じる役者という仕事と、同作のテーマを絡めながら《輪廻転生する覚悟をもって、今、生きていることを味わいなさいと言われているような気がしました》と感想を述べている。

俳優・平野良 僕たちの〈かえるとこ〉。 ――畠中恵「しゃばけ」シリーズ第17弾『むすびつき』

 また「しゃばけ」20周年を祝い「20周年スタート! 新・しゃばけ祭」が11月30日よりスタートしている。フェアを記念し女優の“のん”さんが《妖(あやかし)たちが可愛くて癒される。無性に、私も仲間に入れて欲しいなあと思いました。》としゃばけへのメッセージを寄せている。

1位『ソードアート・オンライン(25) ユナイタル・リングIV』川原礫[著]abec[イラスト](KADOKAWA)

 亡き友と同じ目、同じ声を持つ仮面の男エオラインとの邂逅は、キリトに深い衝撃をもたらす。だが二つの仮想世界で同時進行する異変が、感傷にふけることを許さない。 「もしかしたらこれは、新たな異界戦争の端緒なのかもしれない」  二百年後の《アンダーワールド》に、再び訪れる動乱の予兆。  一方《ユナイタル・リング》では《仮想研究会》のムタシーナとの決戦が迫る。彼女が率いるのは、恐るべき窒息魔法《忌まわしき者の絞輪》に拘束された、百人もの大部隊。迎え撃つキリトたちは、圧倒的劣勢を跳ね返すべく策を練るが――。(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢を見ない』鴨志田一[著]溝口ケージ[イラスト] [著](KADOKAWA)

 突如咲太の目の前に現れた、霧島透子を名乗るミニスカサンタ。彼女が「思春期症候群をプレゼントした」という学生たちのなかには、咲太の中学時代のクラスメイト・赤城郁実がいて――。  書き込んだ夢が正夢になる、と学生たちのSNSで話題の都市伝説『#夢見る』。郁実がそれを利用し、「正義の味方」として人助けしている姿を目撃した咲太は、彼女の身体がポルターガイストのような現象に襲われていることを知る。しかもその原因は過去の咲太にあるらしく……!? 「ねえ、梓川君。ひとつ勝負をしない?」  鍵をかけていた過去の扉をあける、シリーズ第11弾。(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『JR上野駅公園口』柳美里[著](河出書房新社)

一九三三年、私は「天皇」と同じ日に生まれた――東京オリンピックの前年、出稼ぎのため上野駅に降り立った男の壮絶な生涯を通じ描かれる、日本の光と闇……居場所を失くしたすべての人へ贈る物語。(河出書房新社ウェブサイトより)

4位『徒然ノ冬 居眠り磐音(43)決定版』佐伯泰英[著](文藝春秋)

5位『湯島ノ罠 居眠り磐音(44)決定版』佐伯泰英[著](文藝春秋)

6位『むすびつき』畠中恵[著](新潮社)

7位『おもかげ』浅田次郎[著](講談社)

8位『殿中 鬼役(31)』坂岡真[著](光文社)

9位『ノーマンズランド』誉田哲也[著](光文社)

10位『紙風船 新・秋山久蔵御用控(9)』藤井邦夫[著](文藝春秋)

〈文庫ランキング 12月15日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年12月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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