-
- 別冊アステイオン それぞれの山崎正和
- 価格:1,650円(税込)
■すごみ感じる寄稿者の顔ぶれ
産経新聞「正論」創設時の執筆メンバーで、鋭い文明批評を展開した劇作家、評論家の山崎正和氏。昨年8月に86歳で死去したのを受け、昭和61年に山崎氏が創刊した論壇誌「アステイオン」の別冊として刊行された追悼特集で、60人超の知識人やゆかりの人々が文章を寄せた。
猪木武徳、鹿島茂、御厨(みくりや)貴、鷲田清一(わしだ・きよかず)…各界の一線で評論を展開する各氏のほか、歌舞伎俳優の松本白鸚(はくおう)氏らが山崎氏との思い出や功績を振り返る。多彩な顔ぶれは劇作、評論家という肩書に収まらない山崎氏の視線の奥深さを物語る。
CCCメディアハウスの担当者は「各界から『非常にいい本を出してくれた』という声をもらいました。文章を寄せた顔ぶれに改めて山崎さんのすごみを感じた」と話す。
山崎氏本人の文章もある。主宰者がいないアステイオンは、ものごとの多くを阿吽(あうん)の呼吸で決め、お互い野暮(やぼ)は言わないという不文律がある。そのことで編集の風儀や誌面の空気は守られてきたとする。
「こういうしなやかな強さは、たぶん百年の風雪にも耐えるはずだと、私は密(ひそ)かに信じている」。行間から読み取れる人々に託した思いは、温かくも鋭い。(サントリー文化財団、アステイオン編集委員会編/CCCメディアハウス・1500円+税)
渡部圭介
産経新聞社「産経新聞」のご案内
産経ニュースは産経デジタルが運営する産経新聞のニュースサイトです。事件、政治、経済、国際、スポーツ、エンタメなどの最新ニュースをお届けします。
関連ニュース
-
磨き抜かれた“令和最高の美ボディ“を披露 田中美久 セカンド写真集が初登場[エンターテイメントベストセラー]
[ニュース](タレント本/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド)
2024/09/21 -
テレ東アナウンサー秋元玲奈は「オカルト」と呼ばれるほど“字がド下手”だった 読むだけで字が上手くなるメソッドに挑戦
[テレビ・ラジオで取り上げられた本/ニュース](ペン字/語学・辞事典・年鑑)
2016/04/23 -
「家宝にしたい!」羽生結弦選手のスケート人生全記録をまとめた一冊に感動の声[ノンフィクションベストセラー]
[ニュース](自己啓発/サブカルチャー/アイススケート)
2022/11/12 -
「携帯はみちゃダメ 浮気を探しにいっちゃダメ」藤本美貴 人気の人生相談が本に 105の言葉で「みなさんの背中を押せる言葉がみつかれば」[エンターテイメントベストセラー]
[ニュース](タレント本)
2024/09/14 -
大晦日にホテルで思い出話に耽った80代男女3人は、猟銃で命を絶った……喪失と前進を描く江國香織『ひとりでカラカサさしてゆく』試し読み
[試し読み](日本の小説・詩集)
2024/07/22



























