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- 脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法
- 価格:880円(税込)
1月26日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『スマホ脳』が獲得した。
第2位は『脳寿命を延ばす認知症にならない18の方法』。第3位は『人新世の「資本論」』となった。
2位にランクインした『脳寿命を延ばす認知症にならない18の方法』は「脳の健康寿命」を伸ばすための方法を具体的に指南する一作。著者の新井平伊医師はアルツハイマー病の基礎と臨床を中心とした老年精神医学の専門家だ。これまで解明されてきた脳の仕組みや最新の研究結果をもとに、難しいことをしなくても日常生活の心がけで脳を活性化する方法が多数掲載されている。世間に流布している「脳に良い食事」や「脳に効くサプリ」、「脳トレ」などの、脳に良いとされている様々な手段についても専門家の見地から、あるものには「エビデンスは非常に低い」「効き目なし」などと、はっきりと断言している。そのなかのひとつ「脳トレ」については《これらの有効性に、私は疑問です》《同じ作業を繰り返すだけでは脳の限られた部分しか使わず、十分な刺激にならないからです》と疑問を呈し、代わりに現実世界でのコミュニケーションツールともなる対人ゲーム(将棋、トランプ、マージャン等)を勧めている。
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- スマホ脳
- 価格:1,078円(税込)
1位『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)
平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。(新潮社ウェブサイトより)
2位『脳寿命を延ばす認知症にならない18の方法』新井平伊[著](文藝春秋)
脳の健康のために何かやっていますか? 肝臓の数値を気にしたり、血圧を毎日測る人がいても、脳の健康状態を意識している人は少ないはずです。脳は身体の中でも最も大切な臓器であるのに。 近年、身体の寿命ははどんどんのびているのに、脳の寿命はのびていません。このアンバランスをどうにかしたい、ということで本書は書かれました。 著者の新井氏は順天堂大学名誉教授で、同大医学部でアルツハイマーに治療に専心してきた、脳の専門医です。脳の働きについてはまだ20%ほどしかわかっていないと言います。それほど謎の臓器なのです。(文藝春秋ウェブサイトより抜粋)
3位『人新世の「資本論」』斎藤幸平[著](集英社)
人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。 気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。 それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。 いや、危機の解決策はある。 ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。 世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす!(集英社ウェブサイトより)
4位『自分の頭で考える日本の論点』出口治明[著](幻冬舎)
5位『在宅ひとり死のススメ』上野千鶴子[著](文藝春秋)
6位『世界のニュースを日本人は何も知らない(2) 未曽有の危機の大狂乱』谷本真由美[著](ワニブックス)
7位『百田尚樹の日本国憲法』百田尚樹[著](祥伝社)
8位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)
9位『現代語訳 論語と算盤』渋沢栄一[著]守屋淳[翻訳](筑摩書房)
10位『陰謀の日本近現代史』保阪正康[著](朝日新聞出版)
〈新書ランキング 1月26日トーハン調べ〉
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