松井玲奈 「パパ活」をリサーチ!? 新作は不穏な連作短編集[文芸書ベストセラー]

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 2月2日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『推し、燃ゆ』が獲得した。
 第2位は『心淋し川』。第3位は『元彼の遺言状』となった。

 4位以下で注目は7位に初登場の『累々』。女優の松井玲奈さんの最新小説だ。結婚、パパ活、トラウマ……、不穏な空気が全編を通じて広がる連作短編集となっている。松井さんは1月に開設したばかりの自身のYouTubeチャンネルで、同書の不思議な表紙を紹介しながら、《読んだあとにもう一回見てもらうと、「うわー! そういうことだったの!? あれも? これも? えーーーー!」みたいな気持ちになります。》と「たくらみ」について明かしている。現在公式サイトで1編まるごと読むことができる。

 松井さんは刊行記念インタビューで《人間の多面的な部分を描きたい》と今作の端緒となった構想や、小説のためにパパ活に関してリサーチしたことを明かしながら、《表面からは見えないところにある、人間の魅力的な部分を書きたい》と語っている。また次は《明るくてポップな話を書けたらいいなと思っています》《長編にぜひ挑戦してみたいですね》と次作への抱負も語っている。

■松井玲奈さん インタビュー全文
https://www.bookbang.jp/review/article/661752

1位『推し、燃ゆ』宇佐見りん[著](河出書房新社)

逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を”解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し――。デビュー作『かか』が第33回三島賞受賞。21歳、圧巻の第二作。(河出書房新社ウェブサイトより)

2位『心淋し川』西條奈加[著](集英社)

江戸の片隅、小さなどぶ川沿いに建ち並ぶ長屋。 住人たちは人生という川のどん詰まりでもがいていた。 懸命に生を紡ぐ人々の切なる願いが胸に沁みる感動連作!(集英社ウェブサイトより)

3位『元彼の遺言状』新川帆立[著](宝島社)

亡くなった元彼は誰かに殺された!? 犯人だけがその財産を譲り受けられるという奇妙な遺言を受け、 女性弁護士が依頼人と共謀して分け前を狙う破格の遺産相続ミステリー!(宝島社ウェブサイトより)

4位『オルタネート』加藤シゲアキ[著](新潮社)

5位『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』東野圭吾[著](光文社)

6位『今度生まれたら』内館牧子[著](講談社)

7位『累々』松井玲奈[著](集英社)

8位『野良犬の値段』百田尚樹[著](幻冬舎)

9位『気がつけば、終着駅』佐藤愛子[著](中央公論新社)

10位『Dジェネシス ダンジョンが出来て3年(3)』之貫紀[著]ttl[イラスト](KADOKAWA)

〈文芸書ランキング 2月2日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年2月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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