第72回読売文学賞が決定 角田光代『源氏物語』が研究・翻訳賞を受賞

文学賞・賞

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 第72回読売文学賞の受賞作品(5部門・5作品)が決定。小説賞の該当作はなく、受賞者は以下の通りとなった。

 戯曲・シナリオ賞は演劇カンパニー「チェルフィッチュ」を主宰する岡田利規さんの『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』(白水社)、評論・伝記賞は『決定版三島由紀夫全集』(新潮社)の編集に携わった研究者の井上隆史さんの『暴流の人 三島由紀夫』(平凡社)と、国際日本文化研究センター教授の坪井秀人さんの『二十世紀日本語詩を思い出す』(思潮社)、随筆・紀行賞は演劇批評家の中村哲郎さんの『評話集 勘三郎の死』(中央公論新社)、詩歌俳句賞は池田澄子さんの句集『此処』(朔出版)、研究・翻訳賞は角田光代さんの『源氏物語』(河出書房新社)が受賞した。

 贈賞式は2月15日に、東京・内幸町の帝国ホテルで行われ、受賞者には正賞の硯と副賞の200万円が贈られる。

 読売文学賞は、1949年に読売新聞社が創設した文学賞。過去1年間に発表された作品を対象とし、「小説」、「戯曲・シナリオ」、「評論・伝記」、「詩歌俳句」、「研究・翻訳」、「随筆・紀行」の全6部門の作品を選出する。第72回の選考委員は、荻野アンナ(作家、仏文学者)、川上弘美(作家)、川村湊(文芸評論家)、高橋睦郎(詩人)、辻原登(作家)、沼野充義(文芸評論家、ロシア・東欧文学者)、野田秀樹(劇作家)、松浦寿輝(詩人、作家、批評家)、若島正(英米文学者)、渡辺保(演劇評論家)が務めた。

第72回読売文学賞 各賞の受賞作
小説賞:該当作なし
戯曲・シナリオ賞:『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』岡田利規[著]白水社
評論・伝記賞:『暴流の人 三島由紀夫』井上隆史[著]平凡社/『二十世紀日本語詩を思い出す』坪井秀人[著]思潮社
随筆・紀行賞:『評話集 勘三郎の死』中村哲郎[著]中央公論新社
詩歌俳句賞:句集『此処』池田澄子[著]朔出版
研究・翻訳賞:『源氏物語』角田光代[著](河出書房新社)

Book Bang編集部
2021年2月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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