『ひろぽと暮らせば』
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【気になる!】コミック『ひろぽと暮らせば』
[レビュアー] 産経新聞社
愛知県在住の主婦が、70代後半で認知症を患い、84歳で他界した義理の父・ひろぽ(ホントはひろし)と家族の心温まる日々を描いたコミックエッセー。
認知症と診断後も「家族にとって癒やしの存在」だったひろぽを観察・記録していた著者が「老いと介護を笑い飛ばせ!」をモットーに面白エピソード、ホロリとさせる話も紹介する。
「食事に大好きなカキフライが出ると、『ありまとね』を言い続ける」など物忘れやとっぴな行動の数々。「大変だったけど楽しかった」と振り返る著者一家の姿に、老いや介護への向き合い方も教えられる。(三丁目いちこ著、ワニブックス・1200円+税)