カズレーザー「めちゃくちゃクオリティーの高いミステリー」異色ミステリが話題[文芸書ランキング]

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 3月2日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『推し、燃ゆ』が獲得した。
 第2位は『元彼の遺言状』。第3位は『陰の実力者になりたくて!(4)』となった。

 4位以下で注目は6位にランクインした『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』。童話とミステリを融合した異色連作短編集。赤ずきんが探偵役となりシンデレラ、ヘンゼルとグレーテル、眠れる森の美女など西洋の童話世界で起こった事件に挑む連作短編集だ。2020年本屋大賞にノミネートされた『むかしむかしあるところに、死体がありました。』(双葉社)に続くシリーズ2作目。

 2月28日に放送された日本テレビ系バラエティ番組「シューイチ」の「食べヨム」コーナーでカズレーザーさんが「めちゃくちゃクオリティーの高いミステリー」と紹介し話題となった。同コーナーには麒麟の川島明さん、アルコ&ピースの平子祐希さんも出演しそれぞれ2冊のオススメ本を紹介した。カズレーザーさんのもう一冊は『声優という生き方』中尾隆聖[著](イースト・プレス)。川島さんは「ミステリという言う勿れ」田村由美[著](小学館)と「定額制夫の「こづかい万歳」 ~月額2万千円の金欠ライフ~」吉本浩二[著](講談社)。平子さんは『今日もふたり、スキップで 結婚って “なんかいい” 』ものすごい愛[著](大和書房)と『ぼくは勉強ができない』山田詠美[著](新潮社)。

1位『推し、燃ゆ』宇佐見りん[著](河出書房新社)

逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を”解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し――。デビュー作『かか』が第33回三島賞受賞。21歳、圧巻の第二作。(河出書房新社ウェブサイトより)

2位『元彼の遺言状』新川帆立[著](宝島社)

亡くなった元彼は誰かに殺された!? 犯人だけがその財産を譲り受けられるという奇妙な遺言を受け、 女性弁護士が依頼人と共謀して分け前を狙う破格の遺産相続ミステリー!(宝島社ウェブサイトより)

3位『陰の実力者になりたくて!(4)』逢沢大介[著]東西[イラスト](KADOKAWA)

「風がーー泣いている」 シリーズ累計100万部突破!! 父を殺め、国に背いたローズは、母・レイナ王妃を守るため、ドエム公爵の軍門に下った。 戦争の気配が濃厚に漂う芸術の都・オリアナ王国では、ローズとドエムの結婚が噂されている。  「許さんーーッ」  結婚なんて絶対にさせない。 たとえ親が許しても、僕が許さない。 なぜなら……  「ローズが『覇王』になれば僕の『陰の実力者』プレイが捗るのだから!!!!!」(KADOKAWAウェブサイトより)

4位『心淋し川』西條奈加[著](集英社)

5位『オムニバス』誉田哲也[著](光文社)

6位『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』青柳碧人[著](双葉社)

7位『何がおかしい 新装版』佐藤愛子[著](中央公論新社)

8位『麦本三歩の好きなもの 第二集』住野よる[著](幻冬舎)

9位『春菜ちゃん、がんばる? フェアリーテイル・クロニクル(4)』埴輪星人[著]ricci[イラスト](KADOKAWA)

10位『転生少女はまず一歩からはじめたい(2) 魔物がいるとか聞いてない!』カヤ[著]那流[イラスト](KADOKAWA)

〈文芸書ランキング 3月2日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年3月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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