生きたまま埋葬される。雷に打たれる。エレベーターのケーブルが切れる。こうした状況になったとき、具体的に「どう死ぬか」を科学知識で考察。旅客機の窓が割れたり2200匹のミツバチに刺されたりなどの体験をしながらも死なない一方、バナナの皮で滑って転んだときに頭を打てば命取りになることを実例や研究から明らかにする。
死に方の考察とは不謹慎なと思うなかれ。死のシナリオを読み解くことで、どんな状況になっても生き延びるチャンスがあることを教えてくれる。(C・キャシディー、P・ドハティー著、梶山あゆみ訳、河出文庫・979円)
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2021年5月23日 掲載
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