エリック・カールさん亡くなる 書店・出版社からも悼む声相次ぐ

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 6月1日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、児童書第1位は『もりの100かいだてのいえ』が獲得した。
 第2位は『おもしろい! 進化のふしぎ ますますざんねんないきもの事典』。第3位は『パンどろぼう』となった。

 4位以下で注目は5位にランクインした『はらぺこあおむし』。23日、著者のエリック・カールさんが死去。世界中で世代を超えて愛されたエリック・カールさんを悼む声が日本各地からもあがった。書店では追悼コーナーが作られ、『はらぺこあおむし』の他、まねっこ遊びの絵本『できるかな? あたまからつまさきまで』(偕成社)、楽しい仕掛けが満載の『パパ、お月さまとって!』(偕成社)などカールさんの多彩な作品が集められ、感謝の言葉がポップに綴られている。

 カールさんの作品を70点以上翻訳刊行している偕成社では、公式サイトでカールさん来日時のおちゃめな様子を振り返りながら、《たくさんの素敵な作品をありがとうございました。安らかにお眠りください。》と追悼の言葉を綴っている。
https://www.kaiseisha.co.jp/news/28069

1位『もりの100かいだてのいえ』いわいとしお[作](偕成社)

森のちかくにすんでいるオトちゃんが、お気に入りのハープを練習していると、どこからか、ふしぎなおとがきこえてきました。庭に出たオトちゃんは、見たことのない花を見つけました。 「おとは この はなから でてるんだ。あれ? あっちにもさいてる!」花をたどって森の奥へと進んでいくと、どんどん音が大きくなって、1本の大きな木にたどりつきました。  大人気「100かいだてのいえ」シリーズ第5弾。今回の舞台は森のなか!大きな木のなかにある、もりの100かいだてのいえにくらすのは、いったいどんな生きものたちでしょう。(偕成社ウェブサイトより)

2位『おもしろい! 進化のふしぎ ますますざんねんないきもの事典』今泉忠明[監修]下間文恵、森永ピザ[イラスト](高橋書店)

「どうしてそうなった? 」と思わずつっこみたくなる、ざんねんな部分をもった生き物たちをまとめました(高橋書店ウェブサイトより)

3位『パンどろぼう』柴田ケイコ 作[著](KADOKAWA)

“パンどろぼう”って、なにもの!? 読み聞かせが楽しいユーモア絵本 まちのパンやから サササッととびだす ひとつのかげ。 パンがパンをかついで にげていきます。 「おれはパンどろぼう。おいしいパンをさがしもとめる おおどろぼうさ」  パンに包まれた、その正体とは――!? お茶目で憎めないパンどろぼうが、今日も事件をまきおこす!(KADOKAWAウェブサイトより)

4位『ボードブック はらぺこあおむし』エリック・カール[著]もりひさし[訳](偕成社)

5位『はらぺこあおむし』エリック・カール[著]もりひさし[訳](偕成社)

6位『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』廣嶋玲子[作]jyajya[絵](偕成社)

7位『名探偵コナン 緋色の弾丸』水稀しま[著]青山剛昌[原作](小学館)

8位『ぺんたと小春のめんどいまちがいさがし』ペンギン飛行機製作所[製作](サンマーク出版)

9位『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂(15)』廣嶋玲子[作]jyajya[絵](偕成社)

10位『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』柴田ケイコ[作](KADOKAWA)

〈児童書ランキング 6月1日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年6月5日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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