サラリーマンと女子高生の奇妙な共同生活を描いた「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」最終巻が初登場1位

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 6月8日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文庫第1位は『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。(5)』が獲得した。
 第2位は『昨日がなければ明日もない』。第3位は『いのちの停車場』となった。

 1位に初登場の『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。(5)』はシリーズ累計150万部を突破した大人気ライトノベル最終巻。KADOKAWAが運営する小説投稿サイトに掲載され人気を博し、文庫化された。2019年1月には漫画化も果たし、コミックスも5巻まで発売中。この4月からテレビアニメ版もはじまり人気が爆発した。

 3位の『いのちの停車場』は5月21日に公開が始まった吉永小百合さん主演の映画版も話題のヒューマンドラマ。在宅医療の現場で命と向き合う医師の姿を描き、コロナ禍で死が身近になった今だからこそ読むべき作品となっている。

1位『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。(5)』しめさば[著]ぶーた[イラストレーター](KADOKAWA)

あなたに出会えて良かった。サラリーマンと女子高生の同居物語、堂々完結! 共に北海道の実家へ向かう吉田と沙優。しかし扉を開いた沙優を待っていたのは母の平手打ちだった。母と、そして自分と向き合う沙優、それを見守る吉田の決意は……。恋人でも家族でもない二人の物語、堂々完結!(KADOKAWA)

2位『昨日がなければ明日もない』宮部みゆき[著](文藝春秋)

「宮部みゆき流ハードボイルド」杉村三郎シリーズ第5弾。 中篇3本からなる本書のテーマは、「杉村vs.“ちょっと困った”女たち」。 自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザーを相手に、杉村が奮闘します。(文藝春秋ウェブサイトより)

3位『いのちの停車場』南杏子[著](幻冬舎)

東京の救命救急センターで働いていた、六十二歳の医師・咲和子は、故郷の金沢に戻り「まほろば診療所」で訪問診療医になる。命を送る現場は戸惑う事ばかりだが、老老介護、四肢麻痺のIT社長、小児癌の少女……様々な涙や喜びを通して在宅医療を学んでいく。一方、家庭では、脳卒中後疼痛に苦しむ父親から積極的安楽死を強く望まれ……。(幻冬舎ウェブサイトより)

4位『ひと』小野寺史宜[著](祥伝社)

5位『合唱 岬洋介の帰還』中山七里[著](宝島社)

6位『余命3000文字』村崎羯諦[著](小学館)

7位『傭兵団の料理番(12)』川井昂[著]四季童子[絵](主婦の友社)

8位『鬼の花嫁(3)~龍に護られし一族~』クレハ[著]白谷ゆう[イラスト](スターツ出版)

9位『魔力の胎動』東野圭吾[著](KADOKAWA)

10位『悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします(4)』浜千鳥[著]八美☆わん[イラスト](KADOKAWA)

〈文庫ランキング 6月8日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年6月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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