-
- 人新世の「資本論」
- 価格:1,122円(税込)
6月15日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『スマホ脳』が獲得した。
第2位は『人新世の「資本論」』。第3位は『老いる意味 うつ、勇気、夢』となった。
2位の『人新世の「資本論」』は気鋭のマルクス研究者が「資本論」のなかに眠る環境危機への処方箋を解説した一冊。1年間に刊行された新書の中から「最高の一冊」を選ぶ「新書大賞2021」でも1位に輝いている。Book Bangでも森永卓郎さん、瀧澤弘和さんによる書評や著者と白井聡さんとの対談が公開されている。
6月11日、著者の大阪市立大学准教授 斎藤幸平さんがBS-TBSの報道番組「報道1930」に出演。パトリック・ハーランさんや堤伸輔さんと激論を繰り広げ大きな話題となった。激論の一部は公式Youtubeチャンネルで見ることができる。
■斎藤幸平×白井 聡 未来をつくる選択肢は脱成長しかない
https://www.bookbang.jp/review/article/670677
■【瀧澤弘和さんによる書評全文】斎藤幸平『人新世の「資本論」』
https://www.bookbang.jp/review/article/657900
■【森永卓郎さんによる書評全文】斎藤幸平『人新世の「資本論」』
https://www.bookbang.jp/review/article/644832
-
- スマホ脳
- 価格:1,078円(税込)
1位『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)
平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。(新潮社ウェブサイトより)
2位『人新世の「資本論」』斎藤幸平[著](集英社)
人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。 気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。 それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。 いや、危機の解決策はある。 ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。 世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす!(集英社ウェブサイトより)
3位『老いる意味 うつ、勇気、夢』森村誠一 [著](中央公論新社)
老後は勇気をなくして乗り切れない。今までの人生の経験を凝縮して明日に立ち向かう。老後は良いことばかりではない、思わぬ病気もする。老人性鬱病を告白し克服した作家の壮絶な闘い。老後の生き方の意味を提言する森村誠一渾身の話題作。(中央公論新社ウェブサイトより)
4位『在宅ひとり死のススメ』上野千鶴子[著](文藝春秋)
5位『どうしても頑張れない人たち ケーキの切れない非行少年たち(2)』宮口幸治[著](新潮社)
6位『現代語訳 論語と算盤』渋沢栄一[著]守屋淳[翻訳](筑摩書房)
7位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)
8位『現代秀歌』永田和宏[著](岩波書店)
9位『藤井聡太論 将棋の未来』谷川浩司[著](講談社)
10位『生物はなぜ死ぬのか』小林武彦[著](講談社)
〈新書ランキング 6月15日トーハン調べ〉
関連ニュース
- 「言葉が、文章が、汚れきっていた」森村誠一が綴る「老人性うつ病」[新書ベストセラー] [ニュース](情報学/家事・生活/社会学) 2021/06/12 1
- 『生物はなぜ死ぬのか』根源的な問いに生物学者が明確に答えた一冊が話題[新書ベストセラー] [ニュース](情報学/社会学/生物・バイオテクノロジー/家庭医学・健康) 2021/07/03 8
- 「余生」は誉れ高く生きる「誉生」である 森村誠一が人生100年時代の「第3ステージ」の生き方を説く[新書ベストセラー] [ニュース](情報学/家事・生活/社会学) 2021/08/21 2
- 「左翼は何を達成し、なぜ失敗したのか」池上彰と佐藤優が迫る[新書ベストセラー] [ニュース](政治/情報学/日本史/経済学・経済事情) 2021/06/26 3
- 【映画「孤狼の血」】柚月裕子と白石和彌の対談掲載 畠中恵「つくもがみ」シリーズの新作も登場 [リリース](日本の小説・詩集/歴史・時代小説/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド) 2018/05/14 19