「あんなに欲しがってたのに」床に転がる「さっき買ったおもちゃ」を見ながらヨシタケシンスケが思ったこと

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 6月29日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『老いの福袋 あっぱれ! ころばぬ先の知恵88』が獲得した。
 第2位は『ぼくのお父さん』。第3位は『赤い日本』となった。

 4位以下で注目は4位にランクインした『あんなに あんなに』。大人気の絵本作家ヨシタケシンスケさんが子どもと家族の「あんなに○○だったのに」をテーマにしたやさしい絵本。ヨシタケさんは刊行記念のメッセージで《子どもの飽きっぽさにびっくりしたことがきっかけで、この本はできました。》《そもそも子育てに限らず、人生とは「変化にとまどい続けること」でしかないのかもしれません。そして、一生、その変化に慣れることも、飽きることもないのだろうな》と執筆の動機を綴っている。あんなにほしがってたのに。あんなにしんぱいしたのに。あんなに小さかったのに――。成長していく子どもとそれに戸惑う家族、どちらも楽しめる一冊となっている。

1位『老いの福袋 あっぱれ! ころばぬ先の知恵88』樋口恵子[著](中央公論新社)

老年よ、大志とサイフを抱け! 88歳のヒグチさんの日常は初めてづくしの大冒険。トイレ閉じ込め事件から介護、終活問題まで、人生100年時代を照らす「知恵とユーモア」がつまったエッセイ(中央公論新社ウェブサイトより)

2位『ぼくのお父さん』矢部太郎[著](新潮社)

ぼくの「お父さん」は絵本作家。ずっと家にいて、一緒に遊び絵を描く。いつでもなんでも、絵に描く。夕飯に出た旬のタケノコを食べずに、絵に描く。そしておかずは冷めていく……。ふつうじゃなくて、ふしぎでちょっと恥ずかしい。ただの変わり者? それとも――。なつかしい「あの頃」を思い出す、全編オールカラーの最新作!(新潮社ウェブサイトより)

3位『赤い日本』櫻井よしこ[著](産経新聞出版)

親中反日、反軍事、反国家…中国とGHQの遺物に金縛りの日本。 論客と共に「内なる敵」を明らかにする。  【緊急出版】 尖閣、台湾、武漢肺炎  このままでは日本は「韓国」になる  「米中」ではない、日本の問題だ  言論テレビ人気シリーズ第6弾!(産経新聞出版ウェブサイトより)

4位『あんなに あんなに』ヨシタケシンスケ[著](ポプラ社)

5位『星ひとみの天星術』星ひとみ[著](幻冬舎)

6位『もうだまされない 新型コロナの大誤解』西村秀一[著](幻冬舎)

7位『養老先生、病院へ行く』養老孟司、中川恵一[著](エクスナレッジ)

8位『闇の盾 政界・警察・芸能界の守り神と呼ばれた男』寺尾文孝[著](講談社)

9位『ラクしてうまくいく生き方 自分を最優先にしながらちゃんと結果を出す100のコツ』ひろゆき[著](きずな出版)

10位『「育ちがいい人」だけが知っていること』諏内えみ[著](ダイヤモンド社)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 6月29日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年7月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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