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- 魔道祖師 3
- 価格:1,760円(税込)
7月6日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『52ヘルツのクジラたち』が獲得した。
第2位は『小説8050』。第3位は『琥珀の夏』となった。
4位以下で注目は4位にランクインした『魔道祖師(3)』。中国の小説投稿サイト「晋江文学城」に投稿された作品の公式日本語版小説の第3巻。古代中国を思わせる世界で妖魔と戦う男たちを描いた伝奇ファンタジー小説。武侠小説としても眉目秀麗な男たちの関係性を楽しむBL小説としても読まれている。漫画やアニメ、実写ドラマでも展開され、アジアを中心に世界中で大ヒットとなっている。日本ではアニメ、実写ドラマが2020年に放映され、原作小説は一部ファンの間で私家翻訳版が楽しまれていたが、この5月に公式版がフロンティアワークスより発売され、クチコミで話題となっていた。6月28日に第三巻が発売されさらなるヒットとなっている。
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- 52ヘルツのクジラたち
- 価格:1,760円(税込)
1位『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ[著](中央公論新社)
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる――。(中央公論新社ウェブサイトより)
2位『小説8050』林真理子[著](新潮社)
従順な妻と優秀な娘にめぐまれ、完璧な人生を送っているように見える大澤正樹には秘密がある。有名中学に合格し、医師を目指していたはずの長男の翔太が、七年間も部屋に引きこもったままなのだ。夜中に家中を徘徊する黒い影。次は、窓ガラスでなく自分が壊される――。「引きこもり100万人時代」に必読の絶望と再生の物語。(新潮社ウェブサイトより)
3位『琥珀の夏』辻村深月[著](文藝春秋)
大人になる途中で、私たちが取りこぼし、忘れてしまったものは、どうなるんだろう――。封じられた時間のなかに取り残されたあの子は、どこへ行ってしまったんだろう。 かつてカルトと批判された〈ミライの学校〉の敷地から発見された子どもの白骨死体。弁護士の法子は、遺体が自分の知る少女のものではないかと胸騒ぎをおぼえる。小学生の頃に参加した〈ミライの学校〉の夏合宿。そこには自主性を育てるために親と離れて共同生活を送る子どもたちがいて、学校ではうまくやれない法子も、合宿では「ずっと友達」と言ってくれる少女に出会えたのだった。もし、あの子が死んでいたのだとしたら……。 30年前の記憶の扉が開き、幼い日の友情と罪があふれだす。 圧巻の最終章に涙が込み上げる、辻村深月の新たなる代表作。(文藝春秋ウェブサイトより)
4位『魔道祖師(3)』墨香銅臭[著]千二百[イラスト]鄭穎馨[訳](フロンティアワークス)
5位『夜行秘密』カツセマサヒコ[著](双葉社)
6位『白鳥とコウモリ』東野圭吾[著](幻冬舎)
7位『ラストパス 引退を決断してからの5年間の記録』中村憲剛[著](KADOKAWA)
8位『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(8)』三嶋与夢[小説]孟達[イラスト](マイクロマガジン社)
9位『推し、燃ゆ』宇佐見りん[著](河出書房新社)
10位『古くて素敵なクラシック・レコードたち』村上春樹[著](文藝春秋)
〈文芸書ランキング 7月6日トーハン調べ〉
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