半藤一利、保阪正康、加藤陽子、3人のスペシャリストが昭和日本最大の失敗 太平洋戦争へ至る6つの分岐点を振り返る[新書ベストセラー]

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 7月20日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『老いる意味 うつ、勇気、夢』が獲得した。
 第2位は『スマホ脳』。第3位は『知らないと恥をかく世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方』となった。

 4位以下で注目は7位に初登場の『太平洋戦争への道 1931-1941』。保阪正康さん、半藤一利さん、加藤陽子さん、三人の昭和史研究のスペシャリストによる鼎談で太平洋戦に至るまでの道を解説した一冊。2017年終戦の日にNHKラジオで放送された番組「太平洋戦争への道」の放送内容に図版や写真、解説を加えたもの。満州事変から真珠湾攻撃に至るまでの6つの分岐点で日本はなぜ間違えたのか。もしそこで別の対応をしていたらどうなっていたのか。平易な言葉で解説されている。この夏はコロナ禍と東京2020オリンピックの開催にまつわる諸問題が重なり、それらを横目で見ながら我々は再度歴史に学ぶべきなのかもしれないと考える人も多いのではないだろうか。昭和日本最大の失敗から学ぶべきことはまだまだたくさんあると教えてくれる一冊だ。

1位『老いる意味 うつ、勇気、夢』森村誠一[著](中央公論新社)

老後は勇気をなくして乗り切れない。今までの人生の経験を凝縮して明日に立ち向かう。老後は良いことばかりではない、思わぬ病気もする。老人性鬱病を告白し克服した作家の壮絶な闘い。老後の生き方の意味を提言する森村誠一渾身の話題作。(中央公論新社ウェブサイトより)

2位『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)

平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。(新潮社ウェブサイトより)

3位『知らないと恥をかく世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方』池上彰[著](KADOKAWA)

アメリカ、日本では新しいリーダーが生まれ、中国、ロシアでは独裁が強化。コロナ禍の裏で米中対立は激化。日本の進むべき道は? 世界のいまをリアルにお届けするニュース解説の定番、人気新書シリーズ第12弾。(KADOKAWAウェブサイトより)

4位『決断力 誰もが納得する結論の導き方』橋下徹[著](PHP研究所)

5位『現代語訳 論語と算盤』渋沢栄一[著]守屋淳[著](筑摩書房)

6位『どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―』宮口幸治[著](新潮社)

7位『太平洋戦争への道 1931-1941』保阪正康[編著]半藤一利[著]加藤陽子[著](NHK出版)

8位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)

9位『在宅ひとり死のススメ』上野千鶴子[著](文藝春秋)

10位『真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960』池上彰[著]佐藤優[著](講談社)

〈新書ランキング 7月20日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年7月24日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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