コロナワクチン解説本 接種を勧める一冊と接種を勧めない一冊 どちらもベストセラー

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 8月24日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『スマホ脳』が獲得した。
 第2位は『老いる意味 うつ、勇気、夢』。第3位は『新型コロナワクチン 本当の「真実」』となった。

 3位に初登場の『新型コロナワクチン 本当の「真実」』は大阪大学 免疫学フロンティア研究センター招へい教授の宮坂昌之さんが新型コロナウイルスのワクチンについて解説した一冊。宮坂さんはワクチンを接種するうえで誰もが気になる問題、本当に効果があるのか、本当に安全なのか、将来影響が出ることはないのか、など様々な疑問について、科学的エビンデスをもとに平易に回答している。またいわゆる「嫌ワクチン」を唱える書籍についても内容を精査し、疑問を呈している。

 同書はワクチン接種を推奨する立場から書かれた一冊だが、同じトーハンの週間ベストセラーランキング 生活実用書部門(8月24日付)では『医師が教える新型コロナワクチンの正体 本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン』内海聡[著]が1位にランクインしており、こちらは逆に接種を勧めない立場からの一冊だ。両書籍が同時に売れるということが、国民の中でも判断が分かれていることの証といえるのではないだろうか。

1位『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)

平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。(新潮社ウェブサイトより)

2位『老いる意味 うつ、勇気、夢』森村誠一[著](中央公論新社)

老後は勇気をなくして乗り切れない。今までの人生の経験を凝縮して明日に立ち向かう。老後は良いことばかりではない、思わぬ病気もする。老人性鬱病を告白し克服した作家の壮絶な闘い。老後の生き方の意味を提言する森村誠一渾身の話題作。(中央公論新社ウェブサイトより)

3位『新型コロナワクチン 本当の「真実」』宮坂昌之[著](講談社)

免疫学の第一人者として絶大な信頼を得ている著者が、最新の科学的エビデンスをもとに新型コロナワクチンの有効性と安全性を徹底分析。これ1冊読めば、ワクチンに対する疑問と不安がすべて解消する新型コロナワクチン本の決定版!(講談社ウェブサイトより)

4位『どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―』宮口幸治[著](新潮社)

5位『無理ゲー社会』橘玲[著](小学館)

6位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)

7位『太平洋戦争への道 1931-1941』保阪正康[編著]半藤一利[著]加藤陽子[著](NHK出版)

8位『人新世の「資本論」』斎藤幸平[著](集英社)

9位『知らないと恥をかく世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方』池上彰[著](KADOKAWA)

10位『生物はなぜ死ぬのか』小林武彦[著](講談社)

〈新書ランキング 8月24日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年8月28日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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