自民党総裁候補者の著書を確認 河野氏『日本を前に進める』 高市氏『美しく、強く、成長する国へ。』 岸田氏『岸田ビジョン』 野田氏『みらいを、つかめ』[新書ベストセラー]

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 2021年9月14日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『新型コロナワクチン 本当の「真実」』が獲得した。
 第2位は『老いる意味 うつ、勇気、夢』。第3位は『日本を前に進める』となった。

 今週3位の『日本を前に進める』は自民党総裁選に立候補を届け出た河野太郎行革相が8月に発表した書籍。自身の生い立ちから父親との関係、政治家としてのこれまでの歩み、ワクチン接種や規制改革など閣僚として取り組んできた数々の課題を振り返り、様々な政策論点について自身の考えを示している。

 一方同じく総裁選に立候補した高市早苗前総務相も9月15日に『美しく、強く、成長する国へ。―私の「日本経済強靱化計画」―』(ワック)を緊急出版。発売から間がないため14日発表のトーハンの週刊ベストセラーランキングではまだランクインしていない。また同じく候補者の著書としては、岸田文雄前政調会長が昨年9月に出版した『岸田ビジョン 分断から協調へ』(講談社)、野田聖子幹事長代行が2018年に発表した『みらいを、つかめ 多様なみんなが活躍する時代に』(CCCメディアハウス)がある。各候補の思いがしっかりと詰まった自著は、各人が日本をどこに導くつもりなのか、今一度確認する良いテキストといえるだろう。

1位『新型コロナワクチン 本当の「真実」』宮坂昌之[著](講談社)

免疫学の第一人者として絶大な信頼を得ている著者が、最新の科学的エビデンスをもとに新型コロナワクチンの有効性と安全性を徹底分析。これ1冊読めば、ワクチンに対する疑問と不安がすべて解消する新型コロナワクチン本の決定版!(講談社ウェブサイトより)

2位『老いる意味 うつ、勇気、夢』森村誠一[著](中央公論新社)

老後は勇気をなくして乗り切れない。今までの人生の経験を凝縮して明日に立ち向かう。老後は良いことばかりではない、思わぬ病気もする。老人性鬱病を告白し克服した作家の壮絶な闘い。老後の生き方の意味を提言する森村誠一渾身の話題作。(中央公論新社ウェブサイトより)

3位『日本を前に進める』河野太郎[著](PHP研究所)

Twitterフォロワー数230万を誇る国民期待の政治家、待望の新著。自由と独立と協動、規制改革、デジタルを活かす新時代の政治へ。(PHP研究所ウェブサイトより)

4位『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)

5位『デジタル・ファシズム  日本の資産と主権が消える』堤未果[著](NHK出版)

6位『人新世の「資本論」』斎藤幸平[著](集英社)

7位『無理ゲー社会』橘玲[著](小学館)

8位『どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―』宮口幸治[著](新潮社)

9位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)

10位『太平洋戦争への道 1931-1941』保阪正康[編著]半藤一利[著]加藤陽子[著](NHK出版)

〈新書ランキング 9月14日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年9月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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