『更年期障害だと思ってたら重病だった話』村井理子著

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『更年期障害だと思ってたら重病だった話』村井理子著

[レビュアー] 産経新聞社

翻訳家でエッセイストの著者は3年半前、突然の体調悪化に見舞われた。太ったり、疲れやすかったり、思い当たる前兆は更年期障害と片付けてきたが、まさかの緊急入院。重い心疾患が判明した。

数々の検査、病室の居心地、開胸(かいきょう)手術―。闘病生活を詳述しながら、押し寄せる不安や葛藤を赤裸々につづった闘病記。女性総合誌のニュースサイトの人気連載に書き下ろしを加えて書籍化された。

著者は「もっともっと自分を大切にしていればよかった」「健康な生活は何より価値がある」と訴える。自分より家族を優先してがんばっている人に届けたい一冊。(中央公論新社・1540円)

産経新聞
2021年9月19日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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