『人間力のある人はなぜ陰徳を積むのか』三枝理枝子著

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『人間力のある人はなぜ陰徳を積むのか』三枝理枝子著

[レビュアー] 産経新聞社

日本人が古来、積んできた「徳」についてつづった本だ。著者は全日空で国内線・国際線チーフパーサーを務め、要人フライトに幾度も乗務した。現在はホテルや旅館を中心に人材育成のコンサルタントとして活躍し、「陽徳」に加えて「陰徳」が大事だと説く。

話し方や身だしなみなど目に見える形だけでなく、良心をきちんと働かせているか。自分の短所を認めた上で、どう改善するかを考え、実践することが重要という。本書では「近所付き合いの秘訣(ひけつ)」「上品に断りたい」など実践のヒントも1日1話形式で1カ月分にまとめた。自分磨きの参考に。(モラロジー道徳教育財団・1650円)

産経新聞
2021年10月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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