『「墓じまい」で心の荷を下ろす「無縁墓」社会をどう生きるか』島田裕巳著

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「墓じまい」で心の荷を下ろす

『「墓じまい」で心の荷を下ろす』

著者
島田裕巳 [著]
出版社
詩想社
ISBN
9784908170324
発売日
2021/09/04
価格
1,100円(税込)

『「墓じまい」で心の荷を下ろす「無縁墓」社会をどう生きるか』島田裕巳著

[レビュアー] 産経新聞社

「墓じまい」をしたいと思っている人は、読者の中にもいるのではないだろうか。ただ、代々続いてきた墓を自分の代で移すことには後ろめたさも付きまとう。

宗教学者の著者は、家や墓が「代々続いていく」という考えはそもそも幻想でしかないと指摘。墓じまいの実際とともに、日本人にとっての墓の歴史、先祖供養のあり方、死生観の変化などに触れながら、私たちが墓に執着する理由を解き明かし、新たな墓のあり方を考察している。

墓じまいをしてしまえば後戻りはできない。決断を下す前に読んでおきたい。(詩想社・1100円)

産経新聞
2021年10月17日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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