百田尚樹 無免許事故の木下富美子都議を辞めさせることができない事態に「日本はもう性善説に基づいた法律では対応できない状況」と嘆く[新書ベストセラー]

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 10月19日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『アホか。』が獲得した。
 第2位は『老いる意味 うつ、勇気、夢』。第3位は『デジタル・ファシズム  日本の資産と主権が消える』となった。

 1位の『アホか。』は百田尚樹さんがツッコまずにはいられない92のアホな事件を斬りまくったエッセイ集。百田さんは「あれ? この国全体がおかしくなっているのかなと思うようなことがあります」と日本の非常識なルールにも言及。そのなかで東京都議選の選挙運動期間中に無免許運転で人身事故を起こして書類送検された元・都民ファーストの会の木下富美子議員について、木下議員が免停期間を勘違いしていたとの言い分を述べていることに触れ、《どこの世界に免停期間を間違える人がいるのでしょう》《さらに、黙っていたらわからないとばかりに都民を欺いていたのですから、都民ファーストが聞いて呆れます》と断罪。しかし現行の法律では《悪粘りする議員を辞めさせることができない》《日本はもう、性善説に基づいた法律では対応できない状況になっているようです》と嘆いている。

1位『アホか。』百田尚樹[著](新潮社)

日々のニュースを眺めていると、出るわ出るわ、アホのオンパレード。腹立たしいほど考えなしの国会議員、欲望がこじれて独自の進化を遂げた変態、動機と行動がズレすぎた理解できない犯人……。「アホちゃうか」と呆れ返るような事件から、「アホか!」と怒鳴りつけたくなるような事件、「アホ丸出しやで」と笑ってしまうような事件まで。面白さに命を懸ける人気作家が思わず唸って書き留めた、92のアホ事件簿。(新潮社ウェブサイトより)

2位『老いる意味 うつ、勇気、夢』森村誠一[著](中央公論新社)

老後は勇気をなくして乗り切れない。今までの人生の経験を凝縮して明日に立ち向かう。老後は良いことばかりではない、思わぬ病気もする。老人性鬱病を告白し克服した作家の壮絶な闘い。老後の生き方の意味を提言する森村誠一渾身の話題作。(中央公論新社ウェブサイトより)

3位『デジタル・ファシズム  日本の資産と主権が消える』堤未果[著](NHK出版)

街も給与も教育も、米中の支配下に!? コロナ禍の裏で、デジタル改革という名のもとに恐るべき「売国ビジネス」が進んでいるのをご存じだろうか? アマゾン、グーグル、ファーウェイをはじめ米中巨大テック資本が、行政、金融、教育という、日本の”心臓部”を狙っている。 デジタル庁、スーパーシティ、キャッシュレス化、オンライン教育、マイナンバー…… そこから浮かび上がるのは、日本が丸ごと外資に支配されるXデーが、刻々と近づいている現実だ。 果たして私たちは「今だけ金だけ自分だけ」のこの強欲ゲームから抜け出すことができるのか? 20万部超のベストセラー『日本が売られる』から3年。 気鋭の国際ジャーナリストが、緻密な取材と膨大な資料をもとに暴く、「日本デジタル化計画」の恐るべき裏側!(NHK出版ウェブサイトより)

4位『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』和田秀樹[著](詩想社)

5位『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)

6位『人新世の「資本論」』斎藤幸平[著](集英社)

7位『会社がなくなる!』丹羽宇一郎[著](講談社)

8位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)

9位『新型コロナワクチン 本当の「真実」』宮坂昌之[著](講談社)

10位『現代語訳 論語と算盤』渋沢栄一[著]守屋淳[訳](筑摩書房)

〈新書ランキング 10月19日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年10月23日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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