「小手先の笑いはいりません」ハライチ岩井勇気に編集者が強烈な一言 日常系エッセイが好評[エンターテイメントベストセラー]

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 10月26日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、エンターテイメント第1位は『私が見た未来 完全版』が獲得した。
 第2位は『聖域』。第3位は『BARFOUT! NOVEMBER 2021 VOLUME 314』となった。

 4位以下で注目は9位の『どうやら僕の日常生活はまちがっている』。お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気さん2冊めのエッセイ集。平凡で「取るに足らない毎日」(はじめにより)をその毒のある独特な視点で切り取り屈指のおもしろさに仕上げている。コラムニストのジェーン・スーさんとの刊行記念対談で岩井さんは《「普通のことしか書いてないけどいいのか……」と、いまも書きながらずっと照れています。》と謙遜。また《最初は数行に一回は波風立たせようとしていたのですが、担当者から「小手先の笑いはいりません」と注意されて以来、やめました。》と内幕を暴露している。スーさんはそんな岩井さんのエッセイの魅力を《「芸能人の日常」ではなくて、ただの35歳一人暮らしの男性の生活が描かれているところが、多くの読者を惹きつけているのではないかと。「わかるわかる!」って共感できるところが素晴らしいですよね。》と分析している。

1位『私が見た未来 完全版』たつき諒[著](飛鳥新社)

幻の「予言漫画」復刻!!22年の沈黙を破り、作者が新たな警告「本当の大災難は2025年7月にやってくる」1999年に刊行され、東日本大震災を予言していた漫画として話題沸騰。絶版のため中古市場では10万円以上の値がつく本作にたつき諒氏の新たな予知夢を加え解説した完全版。元ネタにもなっている自身の夢を書き溜めた「夢日記」の内容をついに本書で初公開。漫画に描かれたもの描かれなかったもの―――「夢日記」を元に予知夢の詳細を解説。なぜ表紙に「大災害は2011年3月」と描いたのか?「富士山大噴火」の夢が意味していたことは…そして、新たな「未来の夢」のメッセージとは―――(飛鳥新社ウェブサイトより)

2位『聖域』コムドットやまと[著](KADOKAWA)

夢も経験も人生も全部、自分だけのものだ。コムドット・やまとの燃える哲学(KADOKAWAウェブサイトより抜粋)

3位『BARFOUT! NOVEMBER 2021 VOLUME 314』(ブラウンズブックス)

4位『鬼滅の刃 塗絵帳 -橙-』吾峠呼世晴[原作](集英社)

5位『変な家』雨穴[著](飛鳥新社)

6位『鬼滅の刃 塗絵帳 -藍-』吾峠呼世晴[原作](集英社)

7位『公式ガイド&レシピ きのう何食べた? ~シロさんの簡単レシピ2~』講談社[編](講談社)

8位『だから僕は大人になれない』ぺいんと[著](KADOKAWA)

9位『どうやら僕の日常生活はまちがっている』岩井勇気[著](新潮社)

10位『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』福井県立図書館[編著](講談社)

〈エンターテイメントランキング 10月26日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年10月30日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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