「お金を何に使うかには人生観が反映される」実用書的にも楽しめる小説『三千円の使いかた』[文庫ベストセラー]
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- 三千円の使いかた
- 価格:770円(税込)
11月16日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文庫第1位は『雪見酒 新・酔いどれ小籐次(二十一)』が獲得した。
第2位は『続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(3)』。第3位は『そして、バトンは渡された』となった。
4位以下で注目は5位にランクインした『三千円の使いかた』。親子孫、三代わたる女性たちの人生模様を「お金」の視点から描いた作品。病気や介護、離婚や出産、生活の様々なシーンで直面するお金の問題を中心に据え、様々な年代の女性たちの心情がリアルに描かれる。産経新聞社の書評では《お金を何に使うかには人生観が反映される。率直に話し合い、行動力もある一家は魅力的だ。ポイントをためる「ポイ活」など、はやりの節約ネタも盛り込まれ、実用書的にも楽しめる。》と紹介されている。
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- 雪見酒 新・酔いどれ小籐次(二十一)
- 価格:814円(税込)
1位『雪見酒 新・酔いどれ小籐次(二十一)』佐伯泰英[著](文藝春秋)
冴えない風貌ながらも、武芸の達人にして大酒飲み。殿様から商人・長屋の住人、果ては盗人にまでその人柄と知恵を頼りにされる人気者・小籐次。13歳の息子・駿太郎とともに、研ぎ仕事に精をだす穏やかな日常を送っていたある日、駿太郎の孫六兼元を奪おうとする浪人が。しょっ引かれた番屋で、なんと仲間を殺して逃亡、残されてたのは、名刀・井上真改だった。この名刀はどこから? 浪人の正体は? 一方で、14歳になる駿太郎の元服の烏帽子親を誰に頼むべきか大いに悩む小籐次だった。そんなある日、豊後森藩上屋敷に呼び出された小籐次は、旧主の久留島通嘉から驚くような指示を受ける。(文藝春秋ウェブサイトより)
2位『続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(3)』佐島勤[著](KADOKAWA)
司波達也最強の魔法が再び放たれる! 一方、魔法大学には恋の嵐が!?(KADOKAWAウェブサイトより)
3位『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ[著](文藝春秋)
幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない“父”と暮らす。血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。解説・上白石萌音(文藝春秋ウェブサイトより)
4位『異郷のぞみし 空也十番勝負(四)決定版』佐伯泰英[著](文藝春秋)
5位『三千円の使いかた』原田ひ香[著](中央公論新社)
6位『帰還』堂場瞬一[著](文藝春秋)
7位『元彼の遺言状』新川帆立[著](宝島社)
8位『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインXI ―フィフス・スクワッド・ジャム〈上〉―』川原礫[原案・監修]時雨沢恵一[著](KADOKAWA)
9位『沈黙のパレード』東野圭吾[著](文藝春秋)
10位『スクエア 横浜みなとみらい署暴対係』今野敏[著](徳間書店)
〈文庫ランキング 11月16日トーハン調べ〉
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