新書年間ランキング1位の『スマホ脳』に続編登場 脳力強化バイブル『最強脳』が話題[新書ベストセラー]

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 11月30日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『老人支配国家 日本の危機』が獲得した。
 第2位は「最強脳 ―『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業―」。第3位は『スマホ脳』となった。

 3位の『スマホ脳』は12月1日に発表されたトーハン調べの「2021年 年間ベストセラー」新書部門1位を獲得。総合部門でも2位に輝いている。同書は2020年11月に発売され60万部を突破したデジタル機器の使いすぎに警鐘を鳴らした一冊。著者はスウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセン氏。今週の2位にランクインした『最強脳』はその続編であり、『スマホ脳』で示された危機を乗り越えるための具体策として「運動」の効能を説いた一冊となっている。『最強脳』が提唱する脳力強化メソッドはメンタルヘルスの問題が深刻なスウェーデンで多くの学校に取り入れられている。

1位『老人支配国家 日本の危機』エマニュエル・トッド[著](文藝春秋)

本当の脅威は、「コロナ」でも「経済」でも「中国」でもない。「日本型家族」だ!核武装から皇室までを語り尽くすトッドの日本論!磯田道史氏、本郷和人氏とも対談。若者の生活を犠牲にして老人のコロナ死亡率を抑えた日本だが、社会の存続に重要なのは高齢者の死亡率より出生率だ。「家族」が日本社会の基礎だが、「家族」の過剰な重視は「非婚化」「少子化」を招き、かえって「家族」を殺す。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『最強脳―「スマホ脳」ハンセン先生の特別授業―』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)

コロナ禍で自宅時間が増え、大人も子供もスマホやパソコン、ゲームやSNSに費やす時間が増えていませんか?欧米では運動不足や睡眠不足、うつになる児童や若者の増加が問題になっています。記憶力や集中力の低下、成績悪化、心の病まで引き起こす、そんな毎日を一変させる方法をベストセラー『スマホ脳』のハンセン先生が教えます。教育大国スウェーデンの教育現場を変えた、簡単なのに科学的な方法とは!?(新潮社ウェブサイトより)

3位『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)

平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか?睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。(新潮社ウェブサイトより)

4位『寂聴 九十七歳の遺言』瀬戸内寂聴[著](朝日新聞出版)

5位『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』和田秀樹[著](詩想社)

6位『北条氏の時代』本郷和人[著](文藝春秋)

7位『現代語訳 論語と算盤』渋沢栄一[著]守屋淳[訳](筑摩書房)

8位『頼朝と義時 武家政権の誕生』呉座勇一[著](講談社)

9位『デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える』堤未果[著](NHK出版)

10位『人新世の「資本論」』斎藤幸平[著](集英社)

〈新書ランキング 11月30日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年12月4日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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