小栗旬主演「鎌倉殿の13人」で注目 鎌倉幕府の歴史をつくった「北条氏」の当主たちはいかにして武士たちから支持されていたのか[新書ベストセラー]

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 12月7日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『最強脳 ―『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業―』が獲得した。
 第2位は『スマホ脳』。第3位は『寂聴 九十七歳の遺言』となった。

 4位以下で注目は8位にランクインした『北条氏の時代』。歴史学者の本郷和人さんが鎌倉幕府を支配した北条氏について7人の得宗(当主)を中心に解説した一冊。2022年1月より放送されるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公である北条義時やその父・北条時政、元寇と対峙した北条時宗など、鎌倉幕府の歴史をつくった面々はどのような方法で武士たちをまとめ、支持されていたのか。本郷さんは彼らが力を得た理由は「実力」「人脈力」「根回し力」で説明できる、とまえがきで述べている。大河ドラマをより楽しむためにぴったりの一冊だ。

1位『最強脳―「スマホ脳」ハンセン先生の特別授業―』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)

コロナ禍で自宅時間が増え、大人も子供もスマホやパソコン、ゲームやSNSに費やす時間が増えていませんか? 欧米では運動不足や睡眠不足、うつになる児童や若者の増加が問題になっています。記憶力や集中力の低下、成績悪化、心の病まで引き起こす、そんな毎日を一変させる方法をベストセラー『スマホ脳』のハンセン先生が教えます。教育大国スウェーデンの教育現場を変えた、簡単なのに科学的な方法とは!?(新潮社ウェブサイトより)

2位『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)

平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。(新潮社ウェブサイトより)

3位『寂聴 九十七歳の遺言』瀬戸内寂聴[著](朝日新聞出版)

「死についても楽しく考えた方がいい」。私たちはひとり生まれ、ひとり死ぬ。常に変わりゆく。だから、いくつになってもだれかを愛することは「有り難い」奇跡──私たちは人生の最後にどう救われるか。生きる幸せ、死ぬ喜び。魂のメッセージ。(朝日新聞出版ウェブサイトより)

4位『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』和田秀樹[著](詩想社)

5位『老人支配国家 日本の危機』エマニュエル・トッド[著](文藝春秋)

6位『デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える』堤未果[著](NHK出版)

7位『人新世の「資本論」』斎藤幸平[著](集英社)

8位『北条氏の時代』本郷和人[著](文藝春秋)

9位『現代語訳 論語と算盤』渋沢栄一[著]守屋淳[訳](筑摩書房)

10位『老いる意味 うつ、勇気、夢』森村誠一[著](中央公論新社)

〈新書ランキング 12月7日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年12月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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