林真理子、桐野夏生、栗木京子「文芸と言論の団体」女性トップ3が語る 日本の言論に起きている新しい変化

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写真撮影=日下部真紀

 長い歴史をもつ文芸と言論の団体において、女性として初めてトップとなった林真理子(日本文藝家協会理事長)、桐野夏生(日本ペンクラブ会長)、栗木京子(現代歌人協会理事長)の鼎談が、老舗短歌雑誌「短歌研究」(1月号)と「小説現代」(1月号)に共同掲載された。

 鼎談では、女性初の理事長あるいは会長が生まれた経緯、日本の言論に起きる変化とビジョン、小説と短歌、創作のスタンス、考え方の違い、いま気になる言葉、好きな言葉、好きな文学作品などについて語り合った。

「短歌研究」は、昭和7年創刊。戦前戦中には斎藤茂吉や与謝野晶子、北原白秋などの歴史上の歌人たちの新作を掲載し、戦後は、塚本邦雄らと前衛短歌運動を牽引。寺山修司・中城ふみ子というスター歌人をデビューさせた。今年創刊90周年を迎えるが、今回の鼎談掲載は、90年の歴史に残るビッグイベントとなった。

2021年12月24日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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